【大崎事件】裁判やり直し求める原口アヤ子さん95歳に 再審可否決定22日 鹿児島
2022年6月15日18:38
1979年、鹿児島県大崎町の牛小屋で男性の遺体が見つかった大崎事件で4度目の裁判のやり直しを求めている原口アヤ子さんが15日、95歳の誕生日を迎えました。
1週間後に迫った6月22日の裁判所による再審開始の可否決定を前に15日、原口さんに面会したという弁護団は改めて再審開始への期待をにじませました。
原口さんは15日で95歳となり、弁護団らが花束を渡し誕生日を祝いました。
1979年、大崎町の牛小屋で中村邦夫さん(当時42)の遺体が見つかった大崎事件では、中村さんの義理の姉の原口さんら4人が殺人や死体遺棄の罪で服役しました。
原口さんは一貫して無実を訴えていて、裁判のやり直しを求める4回目の再審請求は6月22日に鹿児島地方裁判所が再審開始を認めるかどうかの決定を出します。
今回の再審請求で弁護団は、中村さんが事件前に起こしたとされる自転車事故で負った首の損傷や腸内の大量出血が致命傷と主張しています。
この主張を補強するために、弁護団は、中村さんが自転車事故を起こした後、知人男性2人にトラックの荷台に乗せられ自宅まで運ばれる様子を現地で再現した映像を鹿児島地裁に提出しています。
この映像は、冤罪をテーマにした映画などで知られる周防正行監督が制作していて、15日は周防監督も病院を訪れ、原口さんを激励したということです。
周防正行 監督
「手に入る限りの証拠をもとに、こういうことが行われただろうということで映像を作った。あと少し、あと少し頑張ってもらえたらよいと思っています」
弁護団によりますと6月22日に再審請求の可否についての決定が出ることや、再審開始への期待を伝えると、原口さんは目を見ながら力強くうなずいたということです。
大崎事件弁護団 鴨志田祐美 事務局長
「『やり直しの裁判の時は、一緒に法廷に行きましょうね。それまで絶対、元気でいてくださいね』と言うと毎回うなずいていた。証拠自体の強さという意味では、間違いなく今回の証拠が一番強いと思う、4回やってきている再審の中で。ちゃんと向き合えば、間違いなく再審開始だというところまで持ってきている」
1週間後に迫った6月22日の裁判所による再審開始の可否決定を前に15日、原口さんに面会したという弁護団は改めて再審開始への期待をにじませました。
原口さんは15日で95歳となり、弁護団らが花束を渡し誕生日を祝いました。
1979年、大崎町の牛小屋で中村邦夫さん(当時42)の遺体が見つかった大崎事件では、中村さんの義理の姉の原口さんら4人が殺人や死体遺棄の罪で服役しました。
原口さんは一貫して無実を訴えていて、裁判のやり直しを求める4回目の再審請求は6月22日に鹿児島地方裁判所が再審開始を認めるかどうかの決定を出します。
今回の再審請求で弁護団は、中村さんが事件前に起こしたとされる自転車事故で負った首の損傷や腸内の大量出血が致命傷と主張しています。
この主張を補強するために、弁護団は、中村さんが自転車事故を起こした後、知人男性2人にトラックの荷台に乗せられ自宅まで運ばれる様子を現地で再現した映像を鹿児島地裁に提出しています。
この映像は、冤罪をテーマにした映画などで知られる周防正行監督が制作していて、15日は周防監督も病院を訪れ、原口さんを激励したということです。
周防正行 監督
「手に入る限りの証拠をもとに、こういうことが行われただろうということで映像を作った。あと少し、あと少し頑張ってもらえたらよいと思っています」
弁護団によりますと6月22日に再審請求の可否についての決定が出ることや、再審開始への期待を伝えると、原口さんは目を見ながら力強くうなずいたということです。
大崎事件弁護団 鴨志田祐美 事務局長
「『やり直しの裁判の時は、一緒に法廷に行きましょうね。それまで絶対、元気でいてくださいね』と言うと毎回うなずいていた。証拠自体の強さという意味では、間違いなく今回の証拠が一番強いと思う、4回やってきている再審の中で。ちゃんと向き合えば、間違いなく再審開始だというところまで持ってきている」