【大崎事件】事件から43年…これまでの経緯 鹿児島
2022年6月22日18:45
今回も、再審の扉は開かれませんでした。
事件から43年、これまで行われてきた再審請求の経緯を振り返ります。
原口アヤ子さん(1995年)
「この罪をうけて死ぬことは、絶対にできません。」
捜査段階から一貫して無実を訴えてきた原口アヤ子さん。
初めて再審請求を行ったのは事件から16年後の1995年、今から27年前のことでした。
2002年、鹿児島地裁が開いた再審の扉。
しかし2004年、高裁はこの決定を破棄。
最高裁でも判断は覆りませんでした。
続く2回目の再審請求は2010年に開始。
この時はいずれの裁判所も再審開始を認めませんでした。
そして前回、3回目の再審請求。
この時は鹿児島地裁、高裁ともに再審開始を認めます。
ところが最高裁が高裁の判断を覆し、再審を認めない異例の決定を下します。
大崎事件弁護団 森 雅美 団長
「よもやと思っておりましたので、本当にがく然としている。」
異例の決定から9カ月、2020年3月に始まった4回目となる再審請求。
鹿児島地裁の判断は、請求棄却でした。
大崎事件発生から2022年で43年。当初、裁判所に足を運んでいた原口さんは6月15日に95歳となり、22日の一報は入院中の病院で聞きました。
捜査段階から一貫して無実を訴えてきた原口さんに、今回も再審の重い扉は開きませんでした。
事件から43年、これまで行われてきた再審請求の経緯を振り返ります。
原口アヤ子さん(1995年)
「この罪をうけて死ぬことは、絶対にできません。」
捜査段階から一貫して無実を訴えてきた原口アヤ子さん。
初めて再審請求を行ったのは事件から16年後の1995年、今から27年前のことでした。
2002年、鹿児島地裁が開いた再審の扉。
しかし2004年、高裁はこの決定を破棄。
最高裁でも判断は覆りませんでした。
続く2回目の再審請求は2010年に開始。
この時はいずれの裁判所も再審開始を認めませんでした。
そして前回、3回目の再審請求。
この時は鹿児島地裁、高裁ともに再審開始を認めます。
ところが最高裁が高裁の判断を覆し、再審を認めない異例の決定を下します。
大崎事件弁護団 森 雅美 団長
「よもやと思っておりましたので、本当にがく然としている。」
異例の決定から9カ月、2020年3月に始まった4回目となる再審請求。
鹿児島地裁の判断は、請求棄却でした。
大崎事件発生から2022年で43年。当初、裁判所に足を運んでいた原口さんは6月15日に95歳となり、22日の一報は入院中の病院で聞きました。
捜査段階から一貫して無実を訴えてきた原口さんに、今回も再審の重い扉は開きませんでした。