日本復帰70年を前に記念式典 鹿児島・奄美市
2023年11月13日(月) 16:30
戦後、アメリカ軍の統治下に置かれていた奄美群島が日本に復帰して、12月で70年になります。これを前に11日、鹿児島県奄美市で記念式典が開かれ、住民たちが先人の思いを受け止め、語り継いでいく決意を新たにしました。
記念式典は奄美群島の12市町村と県などで作る実行委員会が、11日、奄美市で開いたものです。
奄美群島は戦後の1946年から約8年間、アメリカ軍の統治下に置かれ、本土との交通や交易が制限されていましたが、住民たちが署名活動や集団断食など非暴力の復帰運動を展開。
1953年12月25日に日本復帰を果たし、12月には復帰70年の節目を迎えます。
式典には奄美群島の各市町村長をはじめ、斉藤国土交通大臣や住民ら約1000人が出席。
オープニングでは地元の合唱団が「日本復帰の歌」を披露しました。
このほか式典では、それぞれの島の語り部から、復帰前後の苦労話を聞いたという奄美群島の中学生と高校生の代表者が、復帰運動について語り継いでいく決意を述べました。
また、島唄や踊りなど島々の郷土芸能も披露され、最後は元ちとせさんら奄美出身のアーティストによる六調で締めくくられました。
式典に参加した中学生
「復帰までにどれだけ島民が苦労したかを知ることができて良かった。このようなことが忘れられたらだめなので、自分たちで深く学んだり、知識を深めて後世に伝えていけたらと思う」
式典に参加した住民
「復帰直前の時間帯に『あと10分で日本に復帰します』という話し声が流れてきた。『あと10分』、『あと9分』、『あと8分』自分で秒読みしながら万歳三唱したから、きょうの映像を見ながら思い出してジーンときた。若者には自分たちが島を作っていくぞという気持ちを持ってほしい」
日本復帰当日となる12月25日には、奄美市で「日本復帰記念の日のつどい」や提灯行列などが予定されています。
記念式典は奄美群島の12市町村と県などで作る実行委員会が、11日、奄美市で開いたものです。
奄美群島は戦後の1946年から約8年間、アメリカ軍の統治下に置かれ、本土との交通や交易が制限されていましたが、住民たちが署名活動や集団断食など非暴力の復帰運動を展開。
1953年12月25日に日本復帰を果たし、12月には復帰70年の節目を迎えます。
式典には奄美群島の各市町村長をはじめ、斉藤国土交通大臣や住民ら約1000人が出席。
オープニングでは地元の合唱団が「日本復帰の歌」を披露しました。
このほか式典では、それぞれの島の語り部から、復帰前後の苦労話を聞いたという奄美群島の中学生と高校生の代表者が、復帰運動について語り継いでいく決意を述べました。
また、島唄や踊りなど島々の郷土芸能も披露され、最後は元ちとせさんら奄美出身のアーティストによる六調で締めくくられました。
式典に参加した中学生
「復帰までにどれだけ島民が苦労したかを知ることができて良かった。このようなことが忘れられたらだめなので、自分たちで深く学んだり、知識を深めて後世に伝えていけたらと思う」
式典に参加した住民
「復帰直前の時間帯に『あと10分で日本に復帰します』という話し声が流れてきた。『あと10分』、『あと9分』、『あと8分』自分で秒読みしながら万歳三唱したから、きょうの映像を見ながら思い出してジーンときた。若者には自分たちが島を作っていくぞという気持ちを持ってほしい」
日本復帰当日となる12月25日には、奄美市で「日本復帰記念の日のつどい」や提灯行列などが予定されています。