高度な技を使って焼き物を創作「尾前喜八郎らんまん釉彩画陶展」 鹿児島市で開催
2023年11月16日(木) 20:40
半世紀以上にわたり、高度な技を使って焼き物を創作し続けている陶芸家、尾前喜八郎さんの個展が鹿児島市で開かれています。
素朴ながらも色彩豊かにツバキが描かれた小さな器。
鹿児島市の百貨店・山形屋で開催されている「尾前喜八郎らんまん釉彩画陶展」。会場には姶良市蒲生町に工房を構える、尾前さんの作品約100点が並びます。
現在85歳の尾前さん。高度な技法を駆使した作品が高い評価を受け、焼き物を始めて約60年が経ちますが、今も制作意欲は衰えません。
陶芸家・尾前喜八郎さん
「自分が好きな世界を見つけたということ。年々体力は落ちるがモチベーションを保てる間は頑張りたい」
焼き物に描かれているのは、尾前さんがライフワークとしてスケッチした、四季折々の山野草。陶器を作る土を採取するために県内各地を訪れ、その時に見た風景が焼き物には描かれています。
会場を訪れた人たちは、独特の風合いに仕上がった一つ一つの作品に見入っていました。
来場者
「(尾前さんは)自然をよく分かっていると思う。だから自然の草花をそれに合った大きさや色でつくっている」
「本当に自然体で自分の生活に取り入れられる花器。山野草が消えていく物もたくさんある中で、それをいかせるところが素晴らしい」
陶芸家・尾前喜八郎さん
「焼き物は、描いた後に焼くので、思ったとおりにならないのが多い。調整が難しかった。『自分の手元にあったら生活が楽しいだろう』『これを使ったら物がおいしいだろう』そういう感覚で見てもらえるとうれしい。焼き物は使う世界なので」
尾前さんの個展は、鹿児島市の山形屋画廊で11月21日まで開かれています。
素朴ながらも色彩豊かにツバキが描かれた小さな器。
鹿児島市の百貨店・山形屋で開催されている「尾前喜八郎らんまん釉彩画陶展」。会場には姶良市蒲生町に工房を構える、尾前さんの作品約100点が並びます。
現在85歳の尾前さん。高度な技法を駆使した作品が高い評価を受け、焼き物を始めて約60年が経ちますが、今も制作意欲は衰えません。
陶芸家・尾前喜八郎さん
「自分が好きな世界を見つけたということ。年々体力は落ちるがモチベーションを保てる間は頑張りたい」
焼き物に描かれているのは、尾前さんがライフワークとしてスケッチした、四季折々の山野草。陶器を作る土を採取するために県内各地を訪れ、その時に見た風景が焼き物には描かれています。
会場を訪れた人たちは、独特の風合いに仕上がった一つ一つの作品に見入っていました。
来場者
「(尾前さんは)自然をよく分かっていると思う。だから自然の草花をそれに合った大きさや色でつくっている」
「本当に自然体で自分の生活に取り入れられる花器。山野草が消えていく物もたくさんある中で、それをいかせるところが素晴らしい」
陶芸家・尾前喜八郎さん
「焼き物は、描いた後に焼くので、思ったとおりにならないのが多い。調整が難しかった。『自分の手元にあったら生活が楽しいだろう』『これを使ったら物がおいしいだろう』そういう感覚で見てもらえるとうれしい。焼き物は使う世界なので」
尾前さんの個展は、鹿児島市の山形屋画廊で11月21日まで開かれています。