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【台風10号】離島に残る爪痕 奄美地方を暴風域に巻き込む・鹿児島県

2024年8月28日(水) 18:22

この台風10号、27日から28日にかけて、奄美大島や喜界島などが暴風域に巻き込まれていました。

倒木や建物の被害に加えて、一部地域では今でも停電が解消されていません。

各地の映像で被害の様子を振り返ります。

暴風域に巻き込まれた奄美市。

最大瞬間風速は31.4メートルを記録しました。

住民
「バタンバタンバタン、ドン!でした。一瞬」

屋根が吹き飛ばされた住宅。壊れた看板に、頑丈なはずのシャッターもご覧の通り。

奄美支局・麓伊賀久記者
「大木が倒れ、道路を塞いでしまっています」

さらに、根元から倒れたサトウキビ。製糖工場の屋根も吹き飛ばされていました。

隣の喜界島では、27日夜、8月の観測史上最大となる、最大瞬間風速44.2メートルを記録。

強風にあおられて剥がれてしまった屋根。

撮影したのは学校の見回りをしていた喜界中学校の教頭です。

喜界中学校 永田崇博教頭
「20メートル以上ある渡り廊下の全ての屋根が剥がれ、体育倉庫が壊れた状態。何回か台風は経験しているが、立っていられないほどの台風は初めて」

喜界島では27日夕方から停電も発生、一時は島のほとんどが停電しました。

喜界中学校・永田崇博教頭
「クーラーも効かないので、窓をしめた状態での夜を過ごす状態。暑かった。やっぱり停電が一番困る」

他にも町内だけで倒木は6件、電柱が倒れる被害も発生するなど威力の大きさを物語っています。

その後、北上を続けた台風10号。

三島村・十島村でも既にあちこちで被害が発生しています。

中之島の映像
「うわ!あそこすごかった今。奥!。うわ!こりゃ片付けが大変じゃ」

島々に大きな爪痕を残しながら、本土に迫る台風10号。

最大級の警戒が必要です。

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