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台風１０号の影響で、鹿児島県内ではこれまでに１人が行方不明、１６人が重軽傷となっています。

鹿児島海上保安部などによりますと、２８日午後８時半ごろ、鹿児島市七ツ島２丁目の鹿児島港で、小型船を係留中に６４歳の男性が海に転落したということです。

海上保安部や警察、消防が捜索に当たりましたが見つからず、二次災害の可能性があるため、捜索は約３時間後に打ち切られました。

このほか、鹿児島県南さつま市では９０代の女性が突風にあおられ転倒し、太ももを骨折したほか、鹿児島県奄美市でバイクを運転していた６０代の男性が横転し、右足を骨折するなど、県内ではあわせて１６人がけがをしています。

また、台風の影響で県内の交通機関は多くが運休しています。

停電も相次ぎ、九州電力によりますと午前１０時現在、県内では約２１万戸が停電しているということです。