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台風10号・倒木被害で22世帯が一時孤立 現在は解消 鹿児島・薩摩川内市

2024年8月30日(金) 18:11

今回の台風10号で倒木により市道がふさがれたため、鹿児島県薩摩川内市の2つの集落22世帯が一時孤立しました。30日朝から倒木の撤去作業が行われ、現在、孤立は解消しています。

安楽遥記者
「午前10時の薩摩川内市です。道路を複数の倒木がふさいでいます。この先には集落があるのですが、その集落が孤立してしまっているということです」

市によりますと、薩摩川内市東郷町で台風により倒れた約10本の木が、集落に唯一続く市道をふさいだため、榎段地区と本俣集落の計22世帯が孤立しました。

さらに木は電線を巻き込む形で倒れたため、集落は停電状態に。

孤立が続く中、30日午前10時すぎには消防団が住民から要望のあった水や食料を住民に届けました。

その後、午前11時ごろには市が委託した業者が倒木の撤去作業を開始します。

そんな中、集落に親戚がいるという男性が、発電機に使うガソリンを届けに来る場面も。

Q、ご家族がいるんですか?
「実家がそこにあるので。電気がつながっていないので停電が心配」

集落内にある造林会社も加わって急ピッチで作業が進められ、約1時間半で撤去作業は完了し、集落の孤立は解消。

集落の住民はほっとした様子をみせていました。

住民
「うれしいです。なんとも言えない」
「息子が帰って来られるからよかった」

その一方で、29日午前2時ごろから続いているという停電の復旧にはしばらく時間がかかる見込みで、住民にとっては不安な日々が続きそうです。

住民
「(停電したのは)昨日の夜の午前2時頃だった。冷蔵庫の物は何もかもダメになりますよね」

Q、早く停電が解消されるといいですね
「ですね。それを願っているんだけどね」

現在、市道を通行できるのは住民や関係者に限られていて、一般車両が通行できるのは31日午後からになる見込みです。

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