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台風10号による停電の影響で学校給食が「非常食用カレー」に 鹿児島・南さつま市

2024年9月2日(月) 18:20

台風10号の影響が残る中、2学期の初日を迎えたのは鹿児島県南さつま市の小中学校です。

9年生の義務教育学校・金峰学園ではホームルームが終わると…

先生
「この後、給食がありますので」

児童
「よっしゃ!」

南さつま市の小中学校では、始業式と終業式の日にも給食がありますが…

児童
「2年2組です。失礼します」

給食室のボードに書かれていたのは「非常食用カレー」の文字。

南さつま市では給食センターの周辺で、8月31日の夜まで停電が続きました。

そのため、食材の確保や食器の洗浄などができず、急きょ、倉庫に備蓄されていた非常食用のカレーでまかなうことにしました。

「うまそ!めっちゃいいにおいする!」
「うまっ!」
「うまっ!」

袋を開けてそのままスプーンで食べます。

いつもと違う給食を体験した児童たちは。

児童
「最初は甘いけど、ちょっとだけ辛いかなと思った」
「(非常食は)便利。勉強になった」

2年担任・鶴留直樹教諭
「非常時にはこのような非常食を食べるので、いきなり食べるよりは、経験をしていた方がしっかり食べて元気が出ると思う」

南さつま市の給食は9月3日からは通常のメニューに戻るということです。

南さつま市内の児童・生徒、教員数は約2500人で、備蓄量は2650食。

一日で大半を消費したので、今後、市では補正予算で再購入を予定しているということです。

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