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２０２２年、鹿児島南警察署で詐欺被害の相談を受けた男性警察官が、虚偽の内容の文書を作成した疑いで書類送検されていたことが分かりました。

これは２０２２年、詐欺被害の相談に鹿児島南警察署を訪れた女性に対応した男性警察官が、女性の話とは異なる内容の文書を作成したとされるものです。

女性は、だまされて金を預けたと警察に話したものの、当時のやりとりを記録した文書では、女性が金を貸したことになっているほか、女性は刑事事件化を求めたにもかかわらず、民事上の問題になることを理解したような記載があったということです。

その後、別の警察署で被害届が受理され、男は詐欺の疑いで逮捕・起訴されています。

女性は２０２４年３月、対応にあたった警察官を虚偽公文書作成等の疑いで告発していて、県警などによりますと、この警察官は８月２０日付で書類送検されたということです。

鹿児島南警察署の一連の対応をめぐっては、県公安委員会が２０２４年３月、「適切さに欠けるものであった」とし、申し出の内容を記録する際に正確性を欠いていたことや組織的な検討が不十分だったことを認めています。