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鹿児島県警不祥事に「百条委員会設置を」 市民団体が県議会に陳情書提出へ 

2024年9月4日(水) 18:09

鹿児島県警の一連の不祥事をめぐり、県議会が権限の強い百条委員会の設置を検討する中、市民団体が9月4日、百条委員会の設置を求めて街頭活動を行いました。会では12日開会の県議会に陳情書を提出することにしています。

「真実は何なのか、そのことを知りたいと思っています!」

鹿児島市で街頭活動を行ったのは、「県警の性暴力軽視・隠ぺい体質を問う会」です。

会は3日、現職の警察官による盗撮事件など相次ぐ不祥事や、本部長による事件の隠ぺい疑惑などについて、「真相を明らかにすべき」と、約70人が集まって結成されました。県民連合や無所属の女性県議らも参加しています。

4日は県議会で設置の検討が進められている、強い権限を持つ百条委員会についてどう考えるか、道行く人に呼びかけてシール投票を実施。開始から40分の時点では、百条委員会を設置すべきとの意見が大半を占めました。

シール投票した人
「しっかり調べて、ちゃんとしてほしいです」
「(設置は)当然ではないか、明らかになるとは思わないが、やらないよりはやる方が(いい)」
「このまま終わってしまう懸念がすごくある。県議に頑張ってもらわないといけないのでは」

県警の性暴力軽視・隠ぺい体質を問う会 松永三重子さん
「県議にとっては重い決断をしてもらう大事な問題というふうに考えてほしいと。それが私たちの切なる思い」

会では百条委員会の設置を求めて、9月10日までに県議会に陳情書を提出することにしています。

県議会の最大会派自民党は5日、百条委員会の設置を巡り会合を開く予定で、判断の行方が注目されます。

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