入札不調の新総合体育館 県議会で質問相次ぐ 県は整備地は変更しない考え 鹿児島
2024年10月1日(火) 18:22
9月に入札が不調に終わった新たな総合体育館について10月1日、鹿児島県議会の文教観光委員会で議論が交わされました。
県は鹿児島市のドルフィンポート跡地での新たな総合体育館の整備について、設計から運営まで民間事業者のノウハウを生かすPFI事業で進めています。
県は2024年4月に入札公告を行いましたが、9月末、参加する意向を示していた2つの事業者グループから辞退届が出され、入札は不調に終わりました。
1日、県議会の文教観光委員会では、委員から整備費の積算方法の妥当性などについて質問が相次ぎました。
宇都恵子委員
「最低限の体育館である。これ以上そぎ落とすことはないのか」
県スポーツ・コンベンションセンター整備課 西博夫課長
「民間事業者のヒアリングで、どういう部分にどういう工夫ができるのか、事業費の削減という観点からも意見交換を重ねたい」
また、委員からは整備地の見直しについても質問がありましたが、県は整備地は変更しない考えを強調しました。
県観光・文化スポーツ部 西正智部長
「仮に整備予定地を民有地に変更する場合も、新たに土地の取得が発生するため、県としては整備予定地は見直すことは考えていない」
県は10月中に事業者グループにヒアリングを行い、整備運営手法などについて検討するとしています。
また、1日は総合体育館の駐車場として整備される予定だった住吉町15番街区について、ホテル敷地としての活用を求める陳情が全会一致で可決されました。
この敷地はサンロイヤルホテルが新築移転先として要望していて、県は今後、ホテルや大規模な会議場などを対象とした公募を実施する方針です。
県は鹿児島市のドルフィンポート跡地での新たな総合体育館の整備について、設計から運営まで民間事業者のノウハウを生かすPFI事業で進めています。
県は2024年4月に入札公告を行いましたが、9月末、参加する意向を示していた2つの事業者グループから辞退届が出され、入札は不調に終わりました。
1日、県議会の文教観光委員会では、委員から整備費の積算方法の妥当性などについて質問が相次ぎました。
宇都恵子委員
「最低限の体育館である。これ以上そぎ落とすことはないのか」
県スポーツ・コンベンションセンター整備課 西博夫課長
「民間事業者のヒアリングで、どういう部分にどういう工夫ができるのか、事業費の削減という観点からも意見交換を重ねたい」
また、委員からは整備地の見直しについても質問がありましたが、県は整備地は変更しない考えを強調しました。
県観光・文化スポーツ部 西正智部長
「仮に整備予定地を民有地に変更する場合も、新たに土地の取得が発生するため、県としては整備予定地は見直すことは考えていない」
県は10月中に事業者グループにヒアリングを行い、整備運営手法などについて検討するとしています。
また、1日は総合体育館の駐車場として整備される予定だった住吉町15番街区について、ホテル敷地としての活用を求める陳情が全会一致で可決されました。
この敷地はサンロイヤルホテルが新築移転先として要望していて、県は今後、ホテルや大規模な会議場などを対象とした公募を実施する方針です。