鹿児島県警の捜査記録の開示請求めぐり 県情報公開審査会が決定取り消し答申 鹿児島
2024年10月23日(水) 18:32
鹿児島県警の一連の不祥事をめぐり、県警は開示請求が行われていた捜査記録について、文書が存在するかどうかも回答を拒否していましたが、県情報公開個人情報保護審査会は、この決定を取り消すよう求める答申を行いました。
これは2023年3月、北海道在住のジャーナリスト、小笠原淳さんが2019年から2023年1月までの間に、県警内部の懲戒処分に関する捜査記録などの公文書を開示するよう県警に求めていたものです。
この開示請求に対して県警は2023年5月、個人が特定される恐れがあることや捜査に支障が出ることを理由に、文書が存在するかどうかも回答を拒否する決定を出していました。
この決定を不服とした小笠原さんは2023年7月、県公安委員会に審査を求め、第三者機関の県情報公開・個人情報保護審査会が審査を行いました。
その結果、県警に対して、回答の拒否を取り消して、開示するかしないかの決定を出すべきとする答申をまとめました。
理由について審査会は、文書を開示したとしても個人情報をふせれば、個人の特定は防げるなど県警の主張に合理性はないとしています。
県によりますと、答申に法的拘束力はないものの、要領の中で尊重するものであると定められています。
県警警務課は「答申があったかどうかは答えられない。一般論として、もし答申があれば内容を検討し適切に対処したい」とコメントしています。
これは2023年3月、北海道在住のジャーナリスト、小笠原淳さんが2019年から2023年1月までの間に、県警内部の懲戒処分に関する捜査記録などの公文書を開示するよう県警に求めていたものです。
この開示請求に対して県警は2023年5月、個人が特定される恐れがあることや捜査に支障が出ることを理由に、文書が存在するかどうかも回答を拒否する決定を出していました。
この決定を不服とした小笠原さんは2023年7月、県公安委員会に審査を求め、第三者機関の県情報公開・個人情報保護審査会が審査を行いました。
その結果、県警に対して、回答の拒否を取り消して、開示するかしないかの決定を出すべきとする答申をまとめました。
理由について審査会は、文書を開示したとしても個人情報をふせれば、個人の特定は防げるなど県警の主張に合理性はないとしています。
県によりますと、答申に法的拘束力はないものの、要領の中で尊重するものであると定められています。
県警警務課は「答申があったかどうかは答えられない。一般論として、もし答申があれば内容を検討し適切に対処したい」とコメントしています。