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特定失踪者の家族を支援する団体設立 北朝鮮に拉致された可能性 鹿児島

2024年11月27日(水) 18:18

北朝鮮に拉致された可能性がある特定失踪者の家族を支援する団体が27日、鹿児島に設立され、記者会見が開かれました。

27日設立されたのは「特定失踪者家族を支援する会鹿児島」です。

特定失踪者とは、北朝鮮に拉致された可能性がある人のことで、27日の会見でも鹿児島に住む、特定失踪者家族の村岡育世さん、前山利恵子さん、植村照光さんと光子さんが出席しました。

都道府県単位で特定失踪者を支援する会ができたのは鹿児島が初めてです。

拉致問題を巡っては、2002年に北朝鮮から帰国した5人の中にいた曽我ひとみさんについて、日本政府が拉致されたことを把握していなかった経緯があります。

民間の団体の調査では、政府に拉致認定された17人以外に、特定失踪者が全国に約470人いるとされています。


園田一さん・トシ子さん夫婦の長女・前山利恵子さん
「一日たりとも忘れたことがないくらい毎日思っているので」
「せめて両親がどうなったのか、生きている間に知りたい」

田中正道さんの妹・村岡育世さん
「少しでも多くの皆さんに特定失踪者の現状を知ってもらいたい」

会では今後、署名活動や講演会などを行い、特定失踪者の認知度を高め、県内に埋もれている特定失踪者の掘り起こしを呼びかけたいとしています。

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