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衆議院鹿児島２区選出で、元鹿児島県知事の三反園訓さんが自民党に入党する見通しとなりました。

一方、県連では、１月１８日に三反園さんの所属を受け入れるかどうかや、空席となっている２区の支部長について協議する予定で、県議からは様々な声が聞かれました。

鹿児島２区選出の三反園訓さんは１０日、自民党本部を訪れ、森山裕幹事長と面会し、入党届を提出しました。

森山幹事長によりますと、今後手続きが進められ、入党が認められる見通しということです。

自民党に入党届を提出・三反園　訓衆議院議員
「これまでも（無所属の）自民党会派で、政権与党の一員として活動したが、入党させてもらえれば、自分が目指す国民本位の政治をより実現すべく努力できると思って（入党を）お願いした」

元知事の三反園さんは、２０２１年の衆院選の鹿児島２区で初当選を果たし、２０２４年の衆院選でも自民党公認の保岡宏武さんを退けました。

三反園さんは、自民党への入党を希望し、国会では党籍がないまま自民党の無所属会派に所属して活動していました。

三反園さんに敗れた後も２区で活動を続ける保岡さんは次のように話します。

鹿児島２区で活動継続　自民党・保岡宏武氏
「（自民党が）少数与党ということでこうなる可能性は想定していた。自分の志を遂げるためにも地元の皆さんに役立つよう頑張る」

また、三反園さんが党の公認候補を２度破っている背景もあり、一部の県議からはこんな声が上がりました。

反発の声
「こういった決め方はいかがなものか。混乱が予想される」「これまでの経緯を踏まえると受け入れがたい」

受け入れる声
「党が衆議院で過半数に達していない状況から拒むことはできない」「選挙の強さが本物であることは間違いない。そこまでハレーションは起きない」

自民党県連では、１月１８日に会合を開き、三反園さんの所属を受け入れるかどうかや、事実上、次期衆院選の公認候補となる２区の支部長について協議する予定です。