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鹿児島・硫黄島で山林火災 自衛隊ヘリの消火続く 19日発生 島民からは不安の声

2025年1月20日(月) 18:38

19日、鹿児島県三島村の硫黄島で発生した山林火災は、一夜明けた20日も延焼が続き、島の住民が不安を訴える中、消火活動が行われています。

20日午前9時半ごろの硫黄島上空です。

自衛隊のヘリが上空から水をまき、消火活動を行っているのがわかります。

この山林火災は19日昼前、三島村硫黄島にある岬橋の補修工事の現場近くの草むらから火の手が上がったものです。

発生から1日以上が経過した今も延焼が続いていて、今のところけが人はいません。

硫黄島の人口は125人。

現場は集落から約500メートル離れた高台のため、住民の避難は呼びかけられていませんが、火災の発生から1日以上が経過し、島の住民は不安を口にしています。

島宿ほんだ 女将
「一晩中、竹が燃えている音も聞こえて眠れない夜を過ごした。(何年か前に)一度山火事があったが、その時は遠くの山が燃えていた。今回は身の危険を感じる」

出火当時は地元の消防団が消火にあたりましたが、近くに消火栓がないため、自衛隊のヘリ3機が海水をくみ上空から散水しています。

この火事を受けて、三島村は20日、大山辰夫村長ら職員10人ほどが現地入りし、対策本部を立ち上げるとともに県を通じて応援を要請。

鹿児島市、いちき串木野市、南さつま市、枕崎市などの消防車両と人員も現地入りしていますが、いまも鎮火のめどは立っていないということです。

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