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鹿児島地裁 被告の男性(27)に無罪判決 麻薬譲り受けで「知人との共謀」認めず

2025年1月21日(火) 18:27

知人と共謀して、密売人から麻薬を譲り受けようとしたなどとして、麻薬取締法違反の罪などに問われた被告の27歳の男性に、鹿児島地裁が無罪判決を言い渡していたことが分かりました。

無罪判決を受けたのは、麻薬取締法違反などの罪に問われていた県外の27歳の男性です。男性は2023年8月、知人と共謀して密売人から麻薬を譲り受ける約束をして屋久島に発送させようとしたなどとされていました。

知人はすでに執行猶予つきの有罪判決が確定していて、この男性の裁判では2人が共謀したかどうかが争点となっていました。検察側は男性と知人の会話やSNSのやりとりから共同購入の合意が事前にあったなどとして懲役1年を求刑し、男性は知人との共謀を否認していました。

1月17日の判決公判で鹿児島地裁の川口洋平裁判官は「共謀が成立していない段階で犯行が行われた可能性を否定できず、共謀を認めることに合理的な疑いが残る」として男性に無罪を言い渡しました。判決を受けて鹿児島地検は「内容を精査し、適切に対応したい」とコメントしています。

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