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本格焼酎の鑑評会 ユネスコ無形文化遺産に登録された酒造りの技術 鹿児島の焼酎を世界へ

2025年1月21日(火) 18:27

伝統の酒造りが2024年、ユネスコの無形文化遺産に登録されたことをきっかけに鹿児島の焼酎のさらなる普及と海外への輸出につながることが期待されるなか、1月21日、本格焼酎の鑑評会が開かれました。

鑑評会は、県酒造組合がサツマイモ、黒糖、米、麦が原料の本格焼酎の品質向上や新製品開発など、業界全体のレベルアップを目指して毎年開催しています。

21日は、2024年7月以降、サツマイモを原料に県内の82の蔵元で製造された162銘柄の焼酎が審査され、熊本国税局や県工業技術センターなどの7人の審査員が香り、味わい、濁り具合を確かめながら点数をつけていました。

県内では2024年10月時点で、サツマイモの基腐れ病が前年比の約半分に減少したことでサツマイモの生産が安定し、焼酎の生産量も前年を上回っています。

県酒造組合では、伝統的な酒造りが2024年、ユネスコの無形文化遺産に登録されたことを機に鹿児島の焼酎を世界に売り出すことを目指していて、審査員からは、期待する声も聞かれました。

品評会の審査員 熊本国税局鑑定官室 小濱元審査長
「(審査は)イモとしてのおいしさが追求できている印象。世界の蒸留酒と戦えるような、味の複雑性、余韻の心地よさ、長さといったお酒で重視されているところを、ブラッシュアップして研究して出してほしい」

鑑評会の結果は2月14日に発表されます。

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