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穏やかな冬晴れ 一足早い“春”も 奄美でサクラ・出水のツルは北へ 鹿児島県

2025年1月22日(水) 18:53

22日の鹿児島県内は広く高気圧に覆われて、各地で穏やかな冬晴れの一日となりました。

県内では2025年一番の暖かさになった所もあり、各地から一足早い春を感じさせる映像が届きました。


「ヒカンザクラの標準木が5輪開花しましたので、開花のほうを宣言いたします」


鹿児島県龍郷町の「奄美自然観察の森」で開花が宣言されたのは、ヒカンザクラです。

龍郷町では毎年独自に開花宣言を行っていて、2025年は例年より10日ほど遅く、2024年と同じ日の開花宣言となりました。

標準木の花はまだまだですが、隣の木は7分咲きで、メジロがせわしなく花の蜜を吸っていました。

奄美自然観察の森では周辺の道路沿いも含め、約570本のヒカンザクラの木があり、見ごろのピークは2月中旬ごろとみられています。

奄美自然観察の森・川畑力指導員
「サクラも非常にきれいですが、それに群がる野鳥、今も来ているがメジロだったり、小鳥とか来る」
「寄ってくる生き物にも注意をしながら、サクラと一緒に観察してもらえればいいかなと思う」

22日、鹿児島県内は穏やかな冬晴れとなり、最高気温が奄美市名瀬で19・5度、さつま町柏原で16・7度、伊佐市大口で16・3度など、7地点で2025年最も高くなり、鹿児島市でも16・2度となりました。

一方、出水平野でも一足早い春の便りがー

冬を越したツルがシベリアなどの繁殖地に向かう北帰行が始まり、午前10時すぎにナベヅル8羽が北の方角を目指して飛び立つ姿が確認されました。

県ツル保護会によりますと、2024年シーズンより7日早いということです。

県ツル保護会・堀昌伸事務局長
「ここ数日天気も良く、北帰行のタイミングだと思っていた。徐々に北帰行が始まるが無事にシベリアまでんでいってほしい」

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