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停車は軌道敷の手前で! 鹿児島市電と車の事故多発 交通局が注意呼びかけ 新たな路面標示も

2025年1月22日(水) 16:36

いまご覧いただいている標示。見たことありますか?

実は鹿児島市電の軌道敷内で車が停車するのを防ぐための路面標示で、先週設置されました。

背景には市電と車の事故の増加があり、鹿児島市交通局は注意を呼びかけています。

市電同士の事故に、脱線など2024年度、鹿児島市電が絡む事故は2024年12月末までで、35件発生しています。

そのうちの25件が市電と車の事故です。

市電と車の事故は過去5年のデータを見ても年々増加していて、2024年度は既に25件。

3か月を残し最も多くなっています。

実は2024年度は全て同じパターンで事故が起きています。

それは車が軌道敷を横切って右折する際に、市電とぶつかっているということです。

1月14日にも鹿児島市鴨池1丁目で同様の事故が起きました。

これを受けて、鹿児島市交通局では対策に乗り出しました。

坂口輝記者
「鹿児島市の甲東中学校前交差点です。軌道敷内での停車を防ぐため、先週、新たに道路標示が設けられました」

道路交通法では、市電の往来に関わらず、軌道敷内で車が停車することが禁止されています。

それを防ぐための道路標示は現在、3箇所に設置されています。

標示がある場所を取材すると、軌道敷の手前で停まる車が確認出来る一方で、侵入してしまう車も確認されました。

男性
「目視でもいなくて、ランプもついていなければ、途切れたタイミングで右折している。いいこと教えてもらったので気をつけたい」

女性
「なるべく軌道敷内は通らないようにします。鳴らされたりとか怖いじゃないですか。手前で必ず停まる」

鹿児島市交通局は、今後も路面標示の増設を検討していて「右折の際は軌道敷の手前で確実に停車してほしい」と呼びかけています。

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