取材からデザインまで 大学生制作のカフェガイド えりすぐり!学生ならではの目線も 鹿児島大学
2025年3月12日(水) 18:38
こちらをご覧ください。
「鹿児島カフェガイド」です。
鹿児島市内のカフェ14店舗について、店内の様子やおすすめのメニューなどが紹介されています。
実はこのガイドブック、取材や撮影、デザインまで大学生が一から作り上げました。
約1年がかりで作ったというこの冊子。
学生たちはどんな思いを込めて制作に取り組んだのでしょうか。話を聞いてきました。
鹿児島市の鹿児島大学郡元キャンパス。
正門横のインフォメーションセンターで、大学のグッズやチラシとともに、ある冊子が置かれていました。
それがこちらの「鹿児島カフェガイド」。
大学周辺だけでなく、JR鹿児島中央駅や天文館周辺も含めて、鹿児島市内のカフェ14店舗が紹介されています。
大学職員
「学生だけでなく、近所に住んでいる人も手に取ってもらっている。多くの方に見ていただいているのではと思う」
大学院生
「かわいい」
鹿大生
「近くに住んでいても知らないところが多い。こういうのがあれば便利だと思う」
実はこの冊子、取材から撮影、冊子のデザインまで、大学生が一から作り上げたものでした。
鹿児島大学法文学部でアートマネジメントを学ぶ井原ゼミの学生たちです。
ゼミではアートを生かした地域活性化を目指す研究をしています。
彼女たちは2024年度、ゼミの活動の一環で、約1年かけてこのガイド冊子を作ったそうです。
鹿児島大学 井原ゼミ3年・六反田真希さん(21)
「店員さんが気さくな方が多くて話しかけてくれるところが好きです」
実際に、ガイドに掲載されているカフェに案内してもらいました。
天文館通り電停から徒歩3分。
鹿児島市呉服町にある、ワンツリーコーヒー天文館店です。
店内は明るく落ち着いた雰囲気で、パソコン作業が可能なコワーキングスペースも設けられています。
轟木康陽記者
Q.なんでカフェにしたんですか?
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・六反田真希さん(21)
「もともとインテリアの紹介をしたところから始まった企画で、『インテリアと言ったらカフェとかおしゃれな物いっぱいあるよね』というところから始まった」
「最終的にインテリアは私たちの勉強している分野からは離れるなというところで、カフェを紹介して街全体を盛りあげるということに貢献しようというところで決まった」
その後、話し合いの末、ガイドのコンセプトは「温かみ」に決定。
学校や家ではない第3の場所として、くつろぎや安心を感じられる憩いの場を提供したいという思いを込めました。
さらに学生たちは自らカフェに足を運び、ガイドに掲載したい店との交渉なども行ったそうです。
「『第一回カフェ大調査アルバム』みたいなのがあったよね」
「企画する段階が一番時間がかかっていて、こんな感じで付箋にいっぱい書き出して、みんなで貼ってグループ分けをして考えたりとか」
「コンセプトを決める時だったんですけど『ナチュラル』とか『シンプル』とか」
「最初めっちゃしっかりした企画書を作ったんですよ。そしたら先生に『堅すぎる』『学生らしく』と言われたので、彼女が酔っ払っている写真とかを入れたりして作りました(笑)」
企画が通れば、いよいよ取材です。
取材先それぞれにエピソードがあったと言います。
鹿児島大学 井原ゼミ 2年・清水春菜さん(20)
「100枚、200枚のところもあればば、色んな角度から撮ってほしいといわれた店は2、3人でいってトータルで500枚撮った店もある。カフェの雰囲気が伝わるような写真を意識した」
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・六反田真希さん(21)
「自分たちで考えて撮って写真をふんだんに載せることにこだわった。『常連さんとじっくりやっていきたいから店を告知するのはあまり・・・』という人もいた」
そんな苦労の末にできあがった「鹿児島カフェガイド」。
紹介されたカフェからの評判も上々のようです。
ワンツリーコーヒー サブマネージャー・篠原菜緒さん(29)
「とってもうれしかったです。特に夜のカフェの写真を載せてくれていることがありがたい。大人の方もそうですけど、仕事終わりや学校帰りに利用していただくことが天文館店は多いので」
「大学生の皆さんも来ているし、大人もよく来てくださっていて、大人と学生さんたちがつながる場だと思うので、新しく皆さんに紹介していただいて、またどんどん輪が広がっていくのかと思うとこれからが楽しみです」
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・藤明来さん(21)
「形に残るものを作るとなったら、間違った情報や違う切り取り方をしたら申し訳ないし、それが怖かったから、『しっかり芯をとらえている』と言ってもらえてほっとした」
学生たちがこだわって、丹精込めて作ったガイド。
2月から鹿児島大学郡元キャンパスのインフォメーションセンターなどに設置されていて、学生だけでなく、誰でも無料で自由に手に取ることができます。
大学院生
「色みというか、真っ白じゃなくて茶色いのが温かいし、インスタで調べる子が多いので、ここに載っていない料理とかも見られるから良いなと思います」
鹿大生
「鹿児島大学からの地図もあるので、分かりやすくて良い」
「Wi-Fiとかコンセントがあったらレポート書いたりとかゆっくり出来るので、用途に合った店選びが出来て良いと思う」
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・六反田真希さん(21)
「ゼミの目標として最終的には鹿児島を活性化させたいとか元気にしたいので、ワクワクを増やせるような冊子の使い方をしていただければ」
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・藤明来さん(21)
「自分らしい、心地よい時間をカフェで過ごしていただければ」
学生目線で描かれたカフェの魅力が詰まったこの一冊。
学生だけでなく、幅広い年代の人にとっても居心地のよい、憩いの場を見つけるきっかけとなる一冊になりそうです。
「鹿児島カフェガイド」です。
鹿児島市内のカフェ14店舗について、店内の様子やおすすめのメニューなどが紹介されています。
実はこのガイドブック、取材や撮影、デザインまで大学生が一から作り上げました。
約1年がかりで作ったというこの冊子。
学生たちはどんな思いを込めて制作に取り組んだのでしょうか。話を聞いてきました。
鹿児島市の鹿児島大学郡元キャンパス。
正門横のインフォメーションセンターで、大学のグッズやチラシとともに、ある冊子が置かれていました。
それがこちらの「鹿児島カフェガイド」。
大学周辺だけでなく、JR鹿児島中央駅や天文館周辺も含めて、鹿児島市内のカフェ14店舗が紹介されています。
大学職員
「学生だけでなく、近所に住んでいる人も手に取ってもらっている。多くの方に見ていただいているのではと思う」
大学院生
「かわいい」
鹿大生
「近くに住んでいても知らないところが多い。こういうのがあれば便利だと思う」
実はこの冊子、取材から撮影、冊子のデザインまで、大学生が一から作り上げたものでした。
鹿児島大学法文学部でアートマネジメントを学ぶ井原ゼミの学生たちです。
ゼミではアートを生かした地域活性化を目指す研究をしています。
彼女たちは2024年度、ゼミの活動の一環で、約1年かけてこのガイド冊子を作ったそうです。
鹿児島大学 井原ゼミ3年・六反田真希さん(21)
「店員さんが気さくな方が多くて話しかけてくれるところが好きです」
実際に、ガイドに掲載されているカフェに案内してもらいました。
天文館通り電停から徒歩3分。
鹿児島市呉服町にある、ワンツリーコーヒー天文館店です。
店内は明るく落ち着いた雰囲気で、パソコン作業が可能なコワーキングスペースも設けられています。
轟木康陽記者
Q.なんでカフェにしたんですか?
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・六反田真希さん(21)
「もともとインテリアの紹介をしたところから始まった企画で、『インテリアと言ったらカフェとかおしゃれな物いっぱいあるよね』というところから始まった」
「最終的にインテリアは私たちの勉強している分野からは離れるなというところで、カフェを紹介して街全体を盛りあげるということに貢献しようというところで決まった」
その後、話し合いの末、ガイドのコンセプトは「温かみ」に決定。
学校や家ではない第3の場所として、くつろぎや安心を感じられる憩いの場を提供したいという思いを込めました。
さらに学生たちは自らカフェに足を運び、ガイドに掲載したい店との交渉なども行ったそうです。
「『第一回カフェ大調査アルバム』みたいなのがあったよね」
「企画する段階が一番時間がかかっていて、こんな感じで付箋にいっぱい書き出して、みんなで貼ってグループ分けをして考えたりとか」
「コンセプトを決める時だったんですけど『ナチュラル』とか『シンプル』とか」
「最初めっちゃしっかりした企画書を作ったんですよ。そしたら先生に『堅すぎる』『学生らしく』と言われたので、彼女が酔っ払っている写真とかを入れたりして作りました(笑)」
企画が通れば、いよいよ取材です。
取材先それぞれにエピソードがあったと言います。
鹿児島大学 井原ゼミ 2年・清水春菜さん(20)
「100枚、200枚のところもあればば、色んな角度から撮ってほしいといわれた店は2、3人でいってトータルで500枚撮った店もある。カフェの雰囲気が伝わるような写真を意識した」
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・六反田真希さん(21)
「自分たちで考えて撮って写真をふんだんに載せることにこだわった。『常連さんとじっくりやっていきたいから店を告知するのはあまり・・・』という人もいた」
そんな苦労の末にできあがった「鹿児島カフェガイド」。
紹介されたカフェからの評判も上々のようです。
ワンツリーコーヒー サブマネージャー・篠原菜緒さん(29)
「とってもうれしかったです。特に夜のカフェの写真を載せてくれていることがありがたい。大人の方もそうですけど、仕事終わりや学校帰りに利用していただくことが天文館店は多いので」
「大学生の皆さんも来ているし、大人もよく来てくださっていて、大人と学生さんたちがつながる場だと思うので、新しく皆さんに紹介していただいて、またどんどん輪が広がっていくのかと思うとこれからが楽しみです」
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・藤明来さん(21)
「形に残るものを作るとなったら、間違った情報や違う切り取り方をしたら申し訳ないし、それが怖かったから、『しっかり芯をとらえている』と言ってもらえてほっとした」
学生たちがこだわって、丹精込めて作ったガイド。
2月から鹿児島大学郡元キャンパスのインフォメーションセンターなどに設置されていて、学生だけでなく、誰でも無料で自由に手に取ることができます。
大学院生
「色みというか、真っ白じゃなくて茶色いのが温かいし、インスタで調べる子が多いので、ここに載っていない料理とかも見られるから良いなと思います」
鹿大生
「鹿児島大学からの地図もあるので、分かりやすくて良い」
「Wi-Fiとかコンセントがあったらレポート書いたりとかゆっくり出来るので、用途に合った店選びが出来て良いと思う」
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・六反田真希さん(21)
「ゼミの目標として最終的には鹿児島を活性化させたいとか元気にしたいので、ワクワクを増やせるような冊子の使い方をしていただければ」
鹿児島大学 井原ゼミ 3年・藤明来さん(21)
「自分らしい、心地よい時間をカフェで過ごしていただければ」
学生目線で描かれたカフェの魅力が詰まったこの一冊。
学生だけでなく、幅広い年代の人にとっても居心地のよい、憩いの場を見つけるきっかけとなる一冊になりそうです。