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大崎事件の弁護団 事件当時の再現映像を制作 鹿児島

2020年10月13日19:29

1979年、大崎町の牛小屋で男性の遺体が見つかった大崎事件について、弁護団は、主張を補強するため裁判所に提出する再現映像の撮影を実施しました。大崎事件をめぐっては、事件からちょうど41年となる10月12日、裁判所側や検察側立ち会いのもと、弁護団による現地での事件当時の再現も非公開で行われています。

映像は、11日までに大崎事件の弁護団らが撮影したものです。

弁護団の主張に基づいて、事件当日に自転車事故を起こしたとされる被害者の中村さんが、知人男性2人にトラックの荷台にのせられ自宅に運ばれるまでの流れを現地で再現した様子がおさめられています。

1979年、大崎町の牛小屋で中村邦夫さん(当時42)の遺体が見つかった大崎事件をめぐっては、中村さんの義理の姉の原口アヤ子さんら4人が殺人や死体遺棄の罪で服役しました。

原口さんが一貫して無実を訴える中、現在4度目となる裁判のやり直し=再審請求の審理が鹿児島地裁で行われています。

弁護団はこの映像とは別に再現映像を制作し、「中村さんの死因は自転車事故を起こしてから自宅に運ばれるまでのあいだに負った首の損傷や、腸内の出血による事故死で殺人は存在しない」という主張を補強するために、鹿児島地裁に証拠として提出する予定です。

そして事件からちょうど41年がたった12日、裁判所側や検察側が立ち会いのもと現地で3回目の進行協議が非公開で開かれました。

裁判所側が現地を訪れるのは第一次再審請求審の現場検証以来、実に24年ぶりで弁護団は、中村さんに見立てた人をトラックの荷台にのせる様子などを再現したということです。

大崎事件弁護団の鴨志田祐美事務局長は「百聞は一見にしかずで、今回の説得に勝るものはない」とコメントしました。

今回、鹿児島地裁に証拠として提出する映像は、クラウドファンディングで集まった約1000万円の資金を使って制作しているということです。

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