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大崎事件の第4次再審請求審 供述分析した鑑定人に尋問 鹿児島地裁

2021年1月8日19:50

1979年、鹿児島県大崎町の牛小屋で男性の遺体が見つかった大崎事件の第4次再審請求審で、弁護団が新たな証拠とする関係者らの供述分析をした鑑定人3人への尋問が鹿児島地裁で行われました。

1979年、大崎町の牛小屋で中村邦夫さん(当時42)の遺体が見つかった大崎事件では、中村さんの義理の姉の原口アヤ子さんら4人が殺人や死体遺棄の罪で服役しました。

原口さんは一貫して無実を訴えていて、現在、鹿児島地裁で審理が進められています。

弁護団は今回、死亡する前に自転車事故を起こしたとされる中村さんを自宅まで運んだ知人男性2人の供述について、信用性に疑いがあるとして心理鑑定とコンピューターを用いて分析した結果を新証拠として提出しています。

鹿児島地裁では7日と8日の2日間、この供述分析を行った3人の鑑定人の尋問が行われ、鑑定人らは、知人男性2人の供述について実際の体験に基づいたものではないとみられると証言したということです。

心理鑑定を行った高木光太郎教授は「肝心の場面になると話がうやむやになったり薄くなる。事件の核心に迫ると急に話せなくなる」と述べました。

弁護団は今回の尋問に手応えを感じていて、今後の審理にも期待を寄せていました。

大崎事件弁護団の鴨志田祐美事務局長は「迅速で充実した審理のために法曹3者が協力している。それがいい結果に結びつくのではないか」とコメントしました。

弁護団はこのほか、救命救急医による死因や死亡時期に関する新証拠も提出していて、この医師への尋問は6月に行われる予定です。

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