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南種子町漁船転覆 船長親子行方不明 有力な手がかり見つからず 鹿児島

2021年3月29日19:44

28日、鹿児島県南種子町の沖合で漁船が転覆し、船長とその息子のあわせて2人が行方不明となっています。29日も巡視船などによる捜索が続いていますが、有力な手がかりは見つかっていません。

この事故は、28日南種子町茎永の竹崎沖合で種子島漁協に所属する漁船「美咲丸」が転覆したものです。

乗組員4人のうち20代の男性2人は転覆した漁船につかまって漂流し、その後自力で上陸して大きなけがはありませんでしたが、残る2人の行方がわかっていません。

種子島漁協によりますと、行方がわからなくなっているのは船長の川南進さん(60)と、息子の康さん(33)です。

行方不明の川南船長の知人は「きのうは南風でおそらくこのあたりは相当しけていたはず。船長はものすごく海では頑張る男。早くみつかってほしい」と話していました。

「美咲丸」はモジャコと呼ばれるブリの稚魚の漁を行う漁船で、27日の夜、漁を終えて中種子町の西側の海岸にある浜津脇港に停泊し、一晩を過ごしました。

そして28日の朝早くに港を出て、種子島の南を回り中種子町の東側の海岸にある熊野漁港に帰る途中だったということです。

種子島海上保安署などは28日から引き続き巡視船2隻や航空機で捜索を行っているほか、29日は警察や消防などとともに陸からの捜索も行っています。

また、「美咲丸」の所属する種子島漁協や南種子漁協の漁船あわせて40隻ほども捜索にあたっているということですが、これまでに有力な情報は入っていません。

自力で陸に上がった男性から話を聞いたという関係者によりますと、無事が確認されている20代の男性2人は、事故当時、船室で寝ていましたが船が傾いて海水が入ってきたため、枕にしていたライフジャケットを着たということです。

その後、2人は海に放り出され、ひっくり返った船につかまっていたところ、息子の康さんが立ち泳ぎしながら「慌てるな、落ち着け」と声をかけてきたそうですが、船長の進さん、そして康さんの姿はやがて見えなくなったということです。

一刻も早い川南さん親子の発見が待たれます。

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