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鹿児島市の滝で中学生溺れ死亡 滝つぼの危険性を専門家に聞く

2021年9月20日18:56

18日、鹿児島市の川で遊んでいた男子中学生が溺れて、滝つぼに沈んでいるところを救助されたものの、死亡する事故がありました。滝つぼの危険性について専門家に聞きました。

鹿児島市の山田インター近くから永田川の上流へ約1kmの雑木林の中に、大きなしぶきをあげる滝があります。

18日午後4時ごろ鹿児島市五ヶ別府町の永田川にあるこの滝で、鹿児島市の中学生・木ノ本昊輝さんが遊んでいて溺れました。

木ノ本さんは滝つぼの底に沈んでいるのを発見され救助されましたが、約2時間後に死亡しました。

警察によりますと死因は溺死とみられています。

現場近くには、注意を促す看板があり、木々が生い茂る場所を下ると滝つぼにたどり着きます。

「井手ヶ宇都の滝」と呼ばれる滝の落差は約7mで、滝つぼの深さは約2.5mです。

海をはじめとして水辺の環境に詳しい鹿児島大学水産学部・西隆一郎教授は、滝つぼの危険性を指摘します。

鹿児島大学水産学部・西隆一郎教授「上から流れてきた水が下流に行くときに、水の全体としては普通の川と同じように上流から下流に流れるが、滝つぼの場所だけは渦を巻きやすい。滝の水の力で掘られてくぼみ(滝つぼ)になると渦が発生しやすい形に変わる。下向きに体を押しつけられる力も発生する。くぼみの底は水温も低く水圧で体が締まって密度が高くなるので、できるだけすぐに上向きに泳いで外の流れにのる努力が必要」

西教授は、川で遊ぶ際の注意点や準備の必要性も訴えます。

西教授「最低限水辺を使うときには、ライフジャケットなど浮くものを身近な場所に置くことをおすすめする。川は淡水なので一般的に言うと水温が低い。入る前に川の水を体にかけて水温と体温となじませてから入るといい」

木ノ本さんの通っていた中学校の校長は、改めて生徒に危険な場所へ入らないよう注意を促すと共に、生徒のメンタルケアを十分に行っていくとしています。

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