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時短要請から1カ月 新規感染者“下げ止まり” 感染症の専門家「効果には限界」

2021年6月7日19:43

鹿児島県の一部の自治体で時短要請が出され1カ月が経過しましたが、その効果について感染症の専門家は「限界がある」と指摘します。

感染症学が専門の鹿児島大学大学院の西順一郎教授に聞きました。

西順一郎教授
「全ての飲食店が感染リスクが高いかというとそういうことでもない。県民や市民が宣言や警報に少し慣れてきたところがあると思う。一律に全ての店を早めに閉めるとか時短を要請するというのは少し限界がある」

直近3カ月の県内の感染者の推移では、5月の連休前後は50~60人台だった1日の感染者数は時短要請が出されてからは減少傾向にあるものの、ここ2週間は20~30人台が続く「下げ止まり」の状態となっています。

西教授はその要因に変異ウイルスとクラスターをあげます。

西順一郎教授
「高校総体のイベントクラスターや感染対策をしっかりしている医療機関でのクラスターも、決して手を抜いたわけではなく、それでも広がっているというのはやはりイギリス型の変異株にほとんど置き換わっていることで、感染力が強まっているということが背景にあると思う」

実際、5月10日に時短要請が出されて以降も県内では10のクラスターが確認されています。

感染者が下げ止まる中、西教授が重要視するのは「大規模なクラスターを出さないこと」です。

そのために西教授は雨の日が多いこの時期に忘れがちな換気の徹底を改めて呼びかけました。

西順一郎教授
「“雨が降るから窓が開けられない”というのはわかるが、完全に開ける必要はないので、2~3cm程度の隙間を雨が入り込まない程度に窓を開けて、バスや電車の中でも少しだけ開けて、空気の流れを作るのが大事」

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