【街ネタ調査隊】全国的人気!対戦スペースも増加中 鹿児島のトレカ事情
2024年5月23日(木) 20:30
街の中で気になる話題をニュースの目線で徹底調査する「街ネタ調査隊」です。今回は「トレーディングカード」に注目しました。略してトレカとも呼ばれますがここ数年、全国的に人気となっています。今、鹿児島市内の街なかでも、そんなトレカ人気を裏付ける、ちょっとした変化が見られるようです。
トレカはあまり詳しくないという坪内キャスターが「調査」してきました。
坪内一樹アナウンサー
「鹿児島市東郡元の国道沿いで、飲食店が並ぶエリアにトレカ専門店ができています」
漫画やゲームなどの買い取り・販売で知られる全国チェーン店の「ブックオフ」。
2024年3月、鹿児島市内に、トレーディングカードだけを扱う専門店をオープンさせました。
坪内アナウンサー
「わ!わ!カードばっかりです」
トレカ専門店ということで、トレーディングカードを陳列した棚がいくつも並んでいます。
トレーディングカードと一言で言っても、様々な玩具メーカーなどが人気ゲームやアニメを題材に、それぞれ独自の商品を販売していて、その種類は様々。
新品で定価の場合、ランダムに選ばれたカードを5枚1組で180円程度から購入できますが、こうした専門店ではカード1枚ずつでの売買も取り扱っています。
めったに手に入らないコレクション用のカードなら、価値がどんどん上がっていくことがあり、この店でも、19万2千円という、驚くような価格のカードが!
とはいえ、ここまで高価になるカードはほんの一握りです。
こうしたトレカに対戦要素を加えたのがトレーディングカードゲームです。
年齢や性別に関係なく遊ぶことができ、鹿児島県内でも大会が開かれれば、多くの参加者が集まるなどここ数年、その人気は高まっています。
店を訪れた親子に話を聞きました。
トレカ館を訪れた親子
子「ポケモンが好きだから。楽しい」
親「子どもと一緒に始めたので、一緒にはまった」
.店全体でトレカの位置づけについて聴きました。
ブックオフ鹿児島ジョイプラザ店トレカ館・重久俊樹さん
「トレカだけの別館を建てるくらいなのでメイン級。(店全体で)5割くらいはトレカが占めている」
こうした人気を支える上で欠かせないのが対戦スペースです。椅子とテーブルが並んだシンプルな空間ですが、プレーヤーにとっては交流の機会も確保できる大切な場所。
こちらの店も今回のオープンに合わせて、80席の対戦スペースを設けました。
実はこの対戦スペースが、人気の高まりを受けて今、鹿児島の街で増えています。
鹿児島市宇宿にある有料の子育て施設、「知育玩具ひろば そだて」。豊富に並んだおもちゃにこどもたちが夢中になり、かわいい表情があふれる空間ですが、夕方4時になると子育て施設の営業は終了。
それと同時におもちゃが片付けられ、テーブルが並べられていきます。
…
坪内アナウンサー
「ということでセッティング完了、対戦スペースへと早変わりしました」
こちらの子育て施設はホビーショップが併設されていて、日中は子育て施設、夕方からは対戦スペースとなります。早速、カードゲームのプレーヤーたちがお店を訪れてきました。今までいた子どもたちと全く年齢が違う大人たちです。
そだて宇宿店POCKET HOBBY・逆瀬川勇造さん
「空いている時間を作らないという意味で効率は良い。子ども向けの施設なのでマッチするかなと」
せっかくなので坪内アナウンサーもお店のスタッフに教えてもらいながら体験することにしました。
手持ちのカードからキャラクターを選んだり、カードを引いたりしながらバトルに挑みます。
坪内アナウンサー
「水と雷で…デカいのを倒したぞ!」
結果は敗戦でしたが、それでも面白さが垣間見えた気がしました。
プレーヤー
「きっかけは、夫婦でポケカしてるんですが、夫が『1回でいいからやってみて』と言って、はまった感じ」
人気の裏付けはデータにも現れています。
日本玩具協会によりますと、カードゲーム、トレーディングカードの国内市場規模は2021年度に急上昇。2022年度は前年度比132.2%の2349億円に達しました。この数字は国内玩具市場の約25%を占めることになります。
ここまで人気が高まった要因について、専門家があげるキーワードは「親子」と「リバイバル」です。
サブカルチャーに詳しい 文殊リサーチワークス・三浦直子さん
「トレーディングカードゲームの黎明(れいめい)期に。子どもで遊んでいた人が親の世代になっている」
国内のトレーディングカードゲームの先がけは、1996年のポケモンカードです。発売からもうすぐ30年。その時代に遊んだ世代が、今こどもと一緒に遊ぶ状況だといいます。
文殊リサーチワークス・三浦直子さん
「父親、男の親御さんは、自分の趣味を子どもと一緒に楽しみたい意識がある。コロナ禍でお父さんが家にいる機会が増えて、『トレーディングカードゲームで遊ぶか』と」
こうした事情を背景に、対戦スペースがこんな場所にも登場することになりました。
アミュプラザ鹿児島です。
坪内アナウンサー
「7階にやってきました。カフェがあった場所に対戦スペースが設けられています」
5月24日にオープンするカードショップ。新幹線ホームが見下ろせる場所に、32席の対戦スペースが設けられています。
今回は期間限定の出店ということですがカードショップ、そしてアミュ双方とも客層の拡大を期待しています。
GEM MINT(カードショップを運営)・姫野勇代表
「アミュプラザの中ということで女性も気軽に来やすくなるかなと思う。明るい雰囲気の中、楽しくプレーしてほしい」
JR鹿児島シティ営業部・和田梓沙さん
「子どもから大人まで楽しめる大きなコンテンツだと感じている。アミュプラザとしても、新たなお客様が来館するきっかけとして出店していただく」
近年にない高まりを見せるトレカ市場。鹿児島でも増える対戦スペースは、人々が集う場所としてにぎわいをみせそうです。6月22日と23日にはアミュ広場でポケモンカードの大会が開催予定です。
トレカはあまり詳しくないという坪内キャスターが「調査」してきました。
坪内一樹アナウンサー
「鹿児島市東郡元の国道沿いで、飲食店が並ぶエリアにトレカ専門店ができています」
漫画やゲームなどの買い取り・販売で知られる全国チェーン店の「ブックオフ」。
2024年3月、鹿児島市内に、トレーディングカードだけを扱う専門店をオープンさせました。
坪内アナウンサー
「わ!わ!カードばっかりです」
トレカ専門店ということで、トレーディングカードを陳列した棚がいくつも並んでいます。
トレーディングカードと一言で言っても、様々な玩具メーカーなどが人気ゲームやアニメを題材に、それぞれ独自の商品を販売していて、その種類は様々。
新品で定価の場合、ランダムに選ばれたカードを5枚1組で180円程度から購入できますが、こうした専門店ではカード1枚ずつでの売買も取り扱っています。
めったに手に入らないコレクション用のカードなら、価値がどんどん上がっていくことがあり、この店でも、19万2千円という、驚くような価格のカードが!
とはいえ、ここまで高価になるカードはほんの一握りです。
こうしたトレカに対戦要素を加えたのがトレーディングカードゲームです。
年齢や性別に関係なく遊ぶことができ、鹿児島県内でも大会が開かれれば、多くの参加者が集まるなどここ数年、その人気は高まっています。
店を訪れた親子に話を聞きました。
トレカ館を訪れた親子
子「ポケモンが好きだから。楽しい」
親「子どもと一緒に始めたので、一緒にはまった」
.店全体でトレカの位置づけについて聴きました。
ブックオフ鹿児島ジョイプラザ店トレカ館・重久俊樹さん
「トレカだけの別館を建てるくらいなのでメイン級。(店全体で)5割くらいはトレカが占めている」
こうした人気を支える上で欠かせないのが対戦スペースです。椅子とテーブルが並んだシンプルな空間ですが、プレーヤーにとっては交流の機会も確保できる大切な場所。
こちらの店も今回のオープンに合わせて、80席の対戦スペースを設けました。
実はこの対戦スペースが、人気の高まりを受けて今、鹿児島の街で増えています。
鹿児島市宇宿にある有料の子育て施設、「知育玩具ひろば そだて」。豊富に並んだおもちゃにこどもたちが夢中になり、かわいい表情があふれる空間ですが、夕方4時になると子育て施設の営業は終了。
それと同時におもちゃが片付けられ、テーブルが並べられていきます。
…
坪内アナウンサー
「ということでセッティング完了、対戦スペースへと早変わりしました」
こちらの子育て施設はホビーショップが併設されていて、日中は子育て施設、夕方からは対戦スペースとなります。早速、カードゲームのプレーヤーたちがお店を訪れてきました。今までいた子どもたちと全く年齢が違う大人たちです。
そだて宇宿店POCKET HOBBY・逆瀬川勇造さん
「空いている時間を作らないという意味で効率は良い。子ども向けの施設なのでマッチするかなと」
せっかくなので坪内アナウンサーもお店のスタッフに教えてもらいながら体験することにしました。
手持ちのカードからキャラクターを選んだり、カードを引いたりしながらバトルに挑みます。
坪内アナウンサー
「水と雷で…デカいのを倒したぞ!」
結果は敗戦でしたが、それでも面白さが垣間見えた気がしました。
プレーヤー
「きっかけは、夫婦でポケカしてるんですが、夫が『1回でいいからやってみて』と言って、はまった感じ」
人気の裏付けはデータにも現れています。
日本玩具協会によりますと、カードゲーム、トレーディングカードの国内市場規模は2021年度に急上昇。2022年度は前年度比132.2%の2349億円に達しました。この数字は国内玩具市場の約25%を占めることになります。
ここまで人気が高まった要因について、専門家があげるキーワードは「親子」と「リバイバル」です。
サブカルチャーに詳しい 文殊リサーチワークス・三浦直子さん
「トレーディングカードゲームの黎明(れいめい)期に。子どもで遊んでいた人が親の世代になっている」
国内のトレーディングカードゲームの先がけは、1996年のポケモンカードです。発売からもうすぐ30年。その時代に遊んだ世代が、今こどもと一緒に遊ぶ状況だといいます。
文殊リサーチワークス・三浦直子さん
「父親、男の親御さんは、自分の趣味を子どもと一緒に楽しみたい意識がある。コロナ禍でお父さんが家にいる機会が増えて、『トレーディングカードゲームで遊ぶか』と」
こうした事情を背景に、対戦スペースがこんな場所にも登場することになりました。
アミュプラザ鹿児島です。
坪内アナウンサー
「7階にやってきました。カフェがあった場所に対戦スペースが設けられています」
5月24日にオープンするカードショップ。新幹線ホームが見下ろせる場所に、32席の対戦スペースが設けられています。
今回は期間限定の出店ということですがカードショップ、そしてアミュ双方とも客層の拡大を期待しています。
GEM MINT(カードショップを運営)・姫野勇代表
「アミュプラザの中ということで女性も気軽に来やすくなるかなと思う。明るい雰囲気の中、楽しくプレーしてほしい」
JR鹿児島シティ営業部・和田梓沙さん
「子どもから大人まで楽しめる大きなコンテンツだと感じている。アミュプラザとしても、新たなお客様が来館するきっかけとして出店していただく」
近年にない高まりを見せるトレカ市場。鹿児島でも増える対戦スペースは、人々が集う場所としてにぎわいをみせそうです。6月22日と23日にはアミュ広場でポケモンカードの大会が開催予定です。