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「誰もがホッとできる場所に」鹿屋市に元養護教諭が「街のほけん室」オープン〈鹿児島〉

2022年1月11日22:30

鹿児島県鹿屋市にこのほど、教育カウンセラーという経歴を生かし、誰でも気軽に立ち寄り相談もできるカフェを作った元養護教諭の女性がいます。「街のほけん室」と名づけられたそのカフェに込めた思いを取材しました。

鹿屋市寿の住宅街に2021年12月オープンした、カフェ「街のほけん室BAPPAN(ばっぱん)」。切り盛りしているのは元養護教諭の永田あゆさんです。

永田あゆさん「学校の保健室で不登校の子どもたちや保健室登校の子どもたち、その家族と関わる中で、地域にも、学校の保健室の雰囲気の場所があればいいなと思った。卒業生が色んな話をしに来てくれるので、街にもあったらいいなと思ったのがきっかけです」

鹿児島県内各地の小・中・高校の保健室で21年間、養護教諭として働いてきた永田さん。やりがいのある仕事を辞めて、新しいことに挑戦するには、勇気と覚悟が必要でした。

最初は反対していた母親の輝子さんも、今では、料理を手伝ってくれる心強い味方です。

母・輝子さん「公務員を辞めてまでするなんて夫婦で反対しましたが、やりたいとう気持ちがすごく強くて、言うことを聞かなかった」

(Q)ばっぱんという店名の由来って何ですか?

永田さん「私が祖母をばっぱんと呼んでいたのが由来です。祖母は自分のことより、家族や地域の人たちにいろんな料理を振る舞ってもてなして元気づける女性でした」

こちらで提供されている「野菜たっぷり具だくさん豚汁のヘルシーランチセット」は1000円。地元でとれた野菜に、無添加の調味料を使うなど食材にこだわり、心も体も健康になってほしいとの願いを込めています。

お客さんの評判も上々です。

「ふと、すっと入って来られる感じなのでありがたい。私、独身なんですが、そのこととか、仕事のこととかいろいろ話を聞いてもらっています」

「学校の先生をしています。すごくいいと思います。ニーズ的にも。学校外にこういう場所があると、不登校などの子どもたちやその保護者もすごく安らぐのではないかと思います」

店内に置かれた本や定期的に開催しているワークショップには、こんな思いが込められていました。

永田さん「絵本や本、折り紙とかスーパーフラワーとか、ワークショップをここでしますがそんな理由があるといろんな子がやって来られたので、保健室の雰囲気です」

また、カフェの奥には、個室もあります。

永田さん「普段はカウンセリングで使ってますね。不登校とかお子さんの悩みで来られる保護者の方とか、あとは自分の個人の悩みを相談する方とかいますね」

教育カウンセラーの経験を生かして、相談に応じる永田さん。病院ではない「ほけん室」がちょうどいいと話します。

永田さん「誰もがホッとできる、ゆっくりできる安心感がある場所にしたいです。養護教諭を辞めたことで新しく出会った人たちもたくさんいるので、ワクワクがまさっている感じです」

(Q)後悔は?「ないですね」

永田さんは「みんなの養護教諭」として、地域の人たちに寄り添っています。

街のほけん室 BAPPAN
鹿屋市寿8-9-3 午前11時~午後6時 水曜定休日

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