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馬毛島「整備は決定」発言に塩田知事「地元への説明が足りない」 鹿児島

2022年1月13日19:38

防衛省が、アメリカ軍の訓練移転などを計画している鹿児島県西之表市の馬毛島をめぐる動きです。防衛省は12日西之表市の八板俊輔市長に島の整備が決定したことについて説明をしましたが、13日、塩田知事にも同様の説明を行いました。塩田知事は「地元への説明が足りない」と防衛省の姿勢を批判しました。

塩田知事
「我々がお願いしていたような丁寧な説明をしていただけてない。地元の当事者としては、必ずしも進捗があったと思っていない中でどういう理由でそう(整備地に決まったと)なっているのかについては必ずしも十分な説明とはいえない」

塩田知事は13日、県庁を訪れた防衛省の担当者の「馬毛島への整備は決定した」との説明にこのように話しました。

防衛省はアメリカ軍の訓練移転や自衛隊施設の整備を計画する西之表市の馬毛島について、12月20日の時点では「唯一の候補地」としていました。

しかし、岸防衛大臣は1月7日、日米の外務・防衛の閣僚協議「2プラス2」のあと「整備は決定した」と明言しました。

さらに、来年度予算案に施設整備費など約3183億円や種子島1市2町へのアメリカ軍の再編交付金を計上していて、本格的に整備に乗り出す姿勢を見せています。

西之表市の八板俊輔市長は12日、防衛省に対して、「地元の首長が知らないまま決まっていて、納得いかない」と反発しています。

防衛省は13日、塩田知事のもとを訪れ、「これまでの進捗を踏まえ、予算編成のプロセスの中で整備地との意思決定がされた」と説明しました。

塩田知事は計画の賛否を明言していませんが、13日の説明に対しては「環境アセスメントの途中で進捗があったとは思えない」と防衛省の姿勢を批判しました。

塩田知事
「環境への影響がどうかとか保全措置がどうなるかということがわからない段階で、ある程度の環境の検討が進捗をしたというふうにあまり我々としては思えない。どうしてこういう(整備地という)位置づけの変更ということになったのかがまだ我々は理解できない。少し丁寧さに欠けるのでは」

防衛省 岡 真臣 地方協力局長
「知事の言葉はしっかり受け止めなければならない。我々としては(馬毛島を)重要な施設と考えているので、地元の方々にきちんと説明できるように努めていきたいということに尽きる」

一方、県庁の前では訓練移転に反対する市民団体のメンバー約30人が緊急の集会を開き「馬毛島の基地化反対」などと抗議の声を上げていました。

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