番組表
ON AIR
かごニュー
月~金曜日 ひる2時45分放送

5月30日(月)中継・口永良部島噴火から一年

口永良部島噴火から1年。あの日から何が変わって、何が変わらないのか!?
島に帰った住民の生活ぶりから島が抱える問題点を探りました。
また、現地から生中継で、豊かな自然が残る口永良部島の魅力も伝えました。

口永良部島噴火から一年

16年05月30日16時11分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(2)口永良部島は、世界自然遺産の島、屋久島の西側の隣の島で、直線距離でわずか12キロしか離れていません。
【口永良部島の現状】
口永良部島は屋久島と町営フェリーで結ばれており、約1時間40分で口永良部島本村港に到着します。本村港周辺の本村地区には多くの島民が暮しています。
現在も口永良部島は、噴火警戒レベルは5(避難)で、火口から2.5キロ以内の立ち入りが規制されています。この区域には前田と向江浜の2つの地区があり、この地区の住民は自宅に帰る事が出来ていません。
16年05月30日16時12分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得16年05月30日16時19分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(2)
16年05月30日16時11分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(0)16年05月30日16時12分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(1)

 
【課題】
島は多くの課題に直面していました。まずはライフライン。避難していた7ヶ月の間、豪雨による二次災害で本村から湯向に向かう唯一の道路が崩れ、復旧できていない状況です。
また島にある4つの温泉。その内2つが今も使えません。海沿いの西之湯温泉は土砂に埋もれています。もう一つ人気の高い寝待温泉は道路が寸断され行くことが出来ませんでした。観光に、島民の生活に、大きな打撃です。
16年05月30日16時15分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得16年05月30日16時15分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(1)

 
【医療問題】
高齢者も多くいるこの島ですが常駐していた医師も今年3月には島を去りました。医師がいない状態になっています。
本村港近くにある診療所。今年4月、埼玉県から看護師として赴任した蜂巣 喜美子さん。現在、島に住み、たった一人で島民の健康を守っています。
ちょうどこの日は、2ヶ月ぶりに屋久島から巡回診療で医師がやってくる日。蜂巣さんは準備に追われていました。
近くに医師がいないという現実。島民に少しでも安心をと、本土から検診車がやってきて、レントゲンや腹部のエコーなどが受けられる「特定検診」も行われています。
気軽に医師の治療を受けられない為、いかに島民の健康を守る体制を整えていくのかも今後の課題といえそうです。
16年05月30日16時22分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得16年05月30日16時17分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(1)
16年05月30日16時17分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(2)16年05月30日16時18分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(0)

 
【今後】
現在、島で暮す島民は66世帯108人。まだ8世帯15人が島に戻れていません。新岳からおよそ4キロ本村地区には学校があります。この島には13人の子どもたちがいます。ちょうどこの日、学校では島で行われる夏祭りのため踊りの猛練習中。男の子も女の子もみんな必死です。まだまだ大変な生活が続く中、島で変わらないこともありました。それは、子どもたちの笑顔です。
口永良部島の噴火から1年・・・。少しずつでも前を向いて歩く島民の姿にきっと明るい未来は訪れる・・・そう感じました。
16年05月30日16時19分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得16年05月30日16時20分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(2)