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10月19日(水)乳がんと向き合う

日本人女性の12人に1人がかかるといわれている「乳がん」。患者はどんなことに悩み、どんな思いを抱いているのか。日々、患者に寄り添う一人の看護師を通して乳がんについて紹介しました。

ピンクリボン月間。乳がんと向き合う

10月はピンクリボン月間。乳がんは、50年前は日本人女性の50人に1人がかかると言われてきましたが、最新の統計では12人に1人というデータが出てきており、年々増えてきています。

【乳がん看護認定看護師】
特定の分野の専門知識と技術をもった看護師のこと。緩和ケアや糖尿病看護など、21の分野に分かれています。その中の乳がん分野に詳しいのが「乳がん看護認定看護師」です。
16年10月19日16時13分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(0)16年10月19日16時13分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(1)

 
【村崎まことさん】
認定看護師は鹿児島県内で3人。村崎まことさんはその中の一人です。
患者の悩みは一人一人違うので、支援や専門的な知識を持った看護師が必要と感じ「乳がん看護認定看護師」になったそうです。
乳がん看護認定看護師の役割とは、「手術や治療法のアドバイス」「下着やマッサージ法のアドバイス」などです。
また、乳がん看護認定看護師になるには、看護師の実務経験5年以上、その内乳がん分野の経験が3年以上必要と言う事です。
16年10月19日16時12分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(4)16年10月19日16時09分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(7)

 
【手術】
乳房を全部取る「乳房切除術」・乳房を一部取る「乳房温存術」があり、乳がんの数や大きさ範囲を考えた上で手術します。また、乳房を新しく作る「乳房再建」も行われます。

術後に辛く感じる女性も多いと言う事です。「女性として見られなくなった事が凄く辛い」と感じる方も居ます。
村崎さんは「これから、どう生きていくかが一番!みんなと一緒にがんと闘っていけたら!」といつも思っているそうです。
16年10月19日16時15分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(2)16年10月19日16時18分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(0)

 
【今給黎総合病院】鹿児島市下竜尾町4-16
今給黎総合病院では、様々な科が連携して、乳がん患者をサポートするチーム医療が行われています。
・まずは、検診。マンモグラフィという機械を使って専門知識を持つ技師が、丁寧な検診を行います。検診料はマンモグラフィ検査と超音波エコーの検査合わせて、大体1万円前後。それに診察料などが加わってきます。ただ、自治体の補助などがある場合もありますので、受けられる際は1度、自治体や医療機関に問い合わせてみたほうが良いでしょう。
・検診を経て、万一がんが見つかった場合は、外科の医師が手術を行います。このほか、放射線治療を行う放射線治療医や、がんに伴うさまざまな痛みをケアする緩和ケア医などいろんな分野のスタッフが関わっていきます。
・術後のケアも万全です。手術後、リンパ節を取り除いたり放射線治療をしたりすることによってリンパの流れが停滞し腕や脚がむくむことがありますが、この状態を改善するマッサージを行ってくれるセラピストもいます。このようにチームで患者をサポートする医療も進んで来ています。
・体験者の方の声で多かったのは、誰かに気持ちを話すと楽になった。鹿児島には以下の患者会もあります。同じ悩みをわかちあう人の存在も大きいです。
<鹿児島県のがん患者会(乳がん)>
・あおぞら会・あけぼの会鹿児島支部・NPO法人あなただけの乳がんではなく・大山クリニック太陽の会・ひまわり会(小原病院)・あじさい会・ピアサポートチーム「ピンク・フレンド」
16年10月19日16時12分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(0)16年10月19日16時12分-外部入力(1:RZ3 )-番組名未取得(2) 

 
【2016ピンクリボン in Kagoshima】
10月23日(日)には、乳がんに関するイベントが鹿児島市上町ふれあい広場にてあります。
「乳がんは早期に発見、その段階で適切な治療をすれば9割以上は治ると言われています。」
この機会に乳がんのこと考えてもらえたらと思います。
 NPO法人ピンクリボンかごしま 電話:099-297-5510