鹿児島県内でお笑い芸人として活動するマイクさん。鹿児島の人を笑顔にするために、そして自分自身が笑って生きていくために、34歳の今、プロの芸人として生きる事を決めた。その覚悟のウラに秘められた思いとは?
鹿児島を元気に!34歳女性お笑い芸人に密着取材
【越間 真美さん】
鹿児島で活動している女性お笑い芸人マイクさん、本名は越間真美さん。現在34歳で、芸歴は2年目。
「スリーサイズ上から120、120、120.体重ミケポの(3桁のぽっちゃり)ぽっちゃり芸人マイクです」「人生楽しんだもん勝ち」が、マイクさんのモットーです。
【保育所やめる】
去年の12月。当時保育所で働いていましたが、「プロの芸人になります」と宣言し、退職することに決めました。
【娘の決断】
中学のとき奄美から鹿児島市に移り住んできたマイクさん。今はお母さんと二人で暮らしています。反対するかと思われた娘の決断をお母さんは温かく見守ってくれました。
自分の部屋で過ごす時間。そのほとんどはネタづくりにあてられています。
【お笑いを志したきっかけ】
マイクさん30歳のとき友達に誘われ、鹿児島でお笑い芸人をしている「ふもとさん」(奄美大島出身。かつて吉本興業に所属し、全国放送の番組にも出演)のライブを見に行きました。
「時間があっという間だった。今でも忘れられない」と…
20代のころのマイクさんは看護師として働いていましたが、同僚からのいじめに耐えかねて退職。同じ頃、交通事故に見舞われ後遺症に苦しみました。つらくて悶々とした日々。職を転々としながら、自分が変わるきっかけを探していました。
ふもとさんに出会った頃のマイクさんは「お笑いで自分が変わるかも」と思いました!
そして、マイクさんはすぐに「ふもとさん」に弟子入りしました。
【師匠と一緒のステージ】
自分の出番で披露したのは赤ちゃんに扮しての新ネタ「またタマゴボーロかよ…」ちょっとシュールなネタがお客さんの笑いを誘いました。
しかし、考え抜いた新ネタでしたが「ふもとさん」からは思わぬダメ出しが…
くやしさと落胆でいっぱいに。笑わせることの難しさを思い知りました。
【師匠から贈られた言葉】
「お笑い無かったら死んでた」
マイクさんは、またネタ作りにむかっていました。
ネタを考えている傍らには、師匠から贈られた言葉が…
「咲くまで折れるな」
【お笑いライブの時間】
夏の終わりに、マイクさんは駅前で開かれた夏祭りの仕事を引き受けました。
今の自分の全てをネタにぶつけました。
「今がたのしいと思えるお笑いに出会えた。きっとそんなものが見つかるということを舞台で表現していきたい」と…