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12月12日(水)イルミネーションの灯が消える日~湧水町二渡地区~

姶良郡湧水町二渡地区の冬のシンボル、イルミネーション“星のさんぽ道”。集落を灯し続けて35年、この冬その灯が消えることになりました。部活動帰りの子供たちに夢を与えようと、ある一軒から始まったイルミネーション。今では集落中に広まり、県内外の見物客に楽しませてきましたが、ここにも少子高齢化の波が押し寄せてきました。また見物用の駐車場がなくなることも追い打ちに。イルミネーションの準備から最後となる点灯までを追いました。

イルミネーションの灯が消える日~湧水町二渡地区~

二渡地区のイルミネーション・星のさんぽ道
姶良郡湧水町の二渡地区。轟小学校の運動会で子どもたちの活躍を見守るのは、「星のさんぽ道実行委員会」の上段良二さん、久留栖修さんです。二渡地区のイルミネーションは35年前の冬、一軒の家から始まりました。年月が経つにつれ、各家庭でもイルミネーションが輝き始めます。里山の冬に魅了され、県内外から観光客が来るようになり、二渡地区のイルミネーションの光を星に例えて「星のさんぽ道」と命名されました。
最初にイルミネーションを飾ったのは、上段良二さん。部活帰りの子供たちが冬の寒くて暗い帰り道を心配して、夜道が明るくなるよう自宅を飾りつけたのが始まりだったそうです。点灯から35年、二渡地区にも少子高齢化の時代の波が押し寄せてきており、現在は75世帯160人あまりが生活しています。35年の歴史に幕を下ろすと決めたのは去年の冬。そして今年の10月20日、最後となる「星のさんぽ道」の準備が始まりました。
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最後の「星のさんぽ道」の準備
去年使っていたイルミネーションを一個づつ点灯させチェックする作業を行います。その数によって新たに購入するイルミネーションの種類と数が決まります。轟小学校の校長先生、教頭先生も作業に協力します。厨房では女性達がまかない用のお昼ご飯の準備をしていました。この日のメニューはコロッケとカレーライス。「星のさんぽ道」は全て手作り、イベントにかかる費用は自分たちで捻出しなければなりません。米は久留栖さんが作ったお米、野菜は誰々と、自然とスタッフの誰かが食材を持参します。
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イルミネーションの取付が始まりました。まずは轟小学校の飾り付け、そして二渡地区を走る道路沿いの飾り付けからです。入り口にはWELCOMEの文字、そしてシンボルとなる轟橋のツリーの取付など、準備することは事は山ほど待っています。実行委員長の上段さん、自宅の力の入れようは半端ではありません。パケット車(高所作業車)も持っています。息子さん二人も最後の追い込みに力が入ります。窓から壁、庭木から大きな木まで飾れるところには全てイルミネーションを設置しました。毎年人気を呼んでいる蒸気機関車、スペースシャトルもスタンバイOKです。久留栖修さん宅でも二人の娘さんと旦那さんが最後の追い込みに入っています。最後の星のさんぽ道を記念して、壁にさよならの文字を作っています。
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「星のさんぽ道」点灯式
最後の「星のさんぽ道」の始まる日、色とりどりのイルミネーションが多くのお客さんの目を楽しませました。久留栖さん宅の蒸気機関車、スペースシャトルも子ども達に大好評です。山里に輝くイルミネーションは県内外からの見物客を34年間楽しませてきましたが、少子高齢化、後継者不足、さらに見物客の駐車場がなくなったことにより、2019年の1月7日月曜日の夜に35年の歴史に幕を閉じます。星のさんぽ道は、毎日夕方5時30分から夜の10時まで点灯しています。
今後はイベントとしての「星のさんぽ道」は終わりますが、来年からは各家々の判断で継続するそうです。高速の栗野インターを降りて10分で行くことができます。是非、星のさんぽ道を歩いてみましょう。
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