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今が見頃!かのやバラ園の楽しみ方 鹿児島・鹿屋市

2024年5月10日(金) 19:35

見頃を迎えた鹿屋市の観光スポット、「かのやばら園」についてお伝えします。

日本最大級、8ヘクタールの敷地を誇るかのやばら園。
約3万5000株のバラが今まさに満開の時期を迎えています。

スタッフ
「ご出身も住まいも大崎町ということですが、かのやばら園に来たことは?」
吉留リポーター
「何回かはあるんですけど、じっくり見たことはないのですごく楽しみです!」

ということで、改めてかのやばら園の魅力を探るべく、案内してもらったのは勤続歴20年のガーデナー、宮地秀作さんです。

ここからは宮地さんイチオシ!
見た目、香り、そして特別感とそれぞれのジャンルで見頃のバラを紹介します。
まずは、見た目!

宮地さん
「『アリスの夢』という品種形がちょっとおもしろくて、咲き始めはかわいらしいバラのような形をしているが咲き進むとバラっぽくない、コスモスや桜のような花が咲く」
吉留リポーター
「本当にバラっぽくない。おしべとめしべが見えている。かわいいです」

ここ、鹿屋生まれの新しい品種で、ガーデンの中を歩く少女をイメージして『アリスの夢』という名がつけられたそうです。

続いては、バラと言えば楽しみたい「香り」の一押しです。
吉留リポーター
「またかわいい…うすピンクのかわいい色」
宮地さん
「ふわっと香りがしてこないですか?」
吉留リポーター
「たしかに!する!ほんとにほんとにする!なんて言うんだろうフローラル?スイート?甘い!甘い香りです」

こちらも鹿屋で生まれた品種、『サザンホープ』です。
宮地さん
「例えるなら、ティーローズの香りと言われている。ティーは『紅茶』、おいしい香りがする。強いバラっぽい香りよりはやさしい感じの香りになると思う」

バラによって匂いはさまざま。
満開のものより花びらが開き始めの方が、香りを楽しめるそうです。

最後はとびっきりの『特別感』が味わえるバラ。
どういうことかと言うと…

宮地さん
「春しか見られないツルバラ品種が、こちらでーす!」
吉留リポーター
「上に咲いているものですか?」
宮地さん
「優しいクリーム色のアルベリックバルビエという品種」
吉留リポーター
「イングリッシュガーデンみたい」
宮地さん
「鹿児島じゃないみたいな感じですよね」

ツルバラに囲まれた、200メートルの花のトンネルは圧巻。
年に1回しか咲かない品種なので、まさに今だけしか味わえない特別感でいっぱいです。

宮地さん
「このツルバラを見ようと全国各地からお客さんが来て下さっている」
吉留リポーター
「ちなみにいつ頃まで?」
宮地さん
「(5月)中旬ごろまで。もてば。短い本当に一瞬」

せっかくの機会なので、ポージングを教わって写真を撮ってもらったんですが…

吉留リポーター
「なんか息まで止めちゃってきついです」
宮地さん
「こんな感じです」
吉留リポーター
「いいですね!素敵~ちょっと堅いですけどハハ」

撮られるのは慣れていない私ですが、こんなに素敵に映ってしまうなんて満開の力はすごいです。
かのやばら園にあるバラは全部で1500品種近く。これからピークを迎える遅咲きのバラや、1年に何度も咲くバラなど、種類も豊富なので、6月2日までの『かのやばら祭』では、さまざまなイベントが企画されています。

5月11日に行われるのは、ローズウェディング。
先日訃報が報じられたブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが選定した県内唯一の「恋人の聖地」がここ、かのやばら園。

予定されていた桂由美さんの来園はかないませんでしたが、3組の結婚式が行われるということです。

最後に、園内で大人気のスポットを2つご紹介します。
1つ目は、切花温室。
150円でバラを1本切って持って帰れるお手軽さから、この時期はご覧の通りすっからかん。人気すぎて中止となる日もあるそうです。
代わりに乾燥させた花びらのポプリを買って、自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか。

最後は、グルメ!
バラ園と言えば淡いピンク色のバラソフトが有名ですが、これまで食べたことはありませんでした。

吉留リポーター
「おいしーい!ミルクの中にバラの香りがします鼻から抜けるような香り?ふわーっと口の中も爽やかになってますね、これおいしいですね!」

楽しみどころ盛りだくさんのかのやばら園、満開のこの時期こそ行ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに...バラのシーズンが過ぎてしまった場合でも、300種類のあじさいがこれから見頃を迎えますのでご安心下さい!

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