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連日お伝えしている県警のニュースです。

一連の不祥事では、元幹部や現職警察官ら４人が逮捕されましたが、そのうち知人女性にわいせつな行為をしたとして罪に問われている元警部の男の裁判が、６月２５日から鹿児島地裁で始まりました。
法廷で男は「信頼を失い責任を感じている」などと反省の言葉を口にしました。

不同意わいせつの罪に問われている県警の元警部・幸得健一郎被告は、在職中の２０２４年３月、鹿児島県内で４０代の知人女性に対して、同意を得ずに体を触るなどのわいせつな行為をしたとされています。

２５日、鹿児島地裁で開かれた初公判で幸得被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

県警を巡っては２０２４年４月以降、元幹部や現職警察官ら４人が相次いで逮捕され、２４日からは警察庁が再発防止に向けた特別監察に入る異例の事態となっています。

一連の不祥事で裁判が行われたのは２５日が初めてです。

法廷で警察官という職業について問われた幸得被告は。

「鹿児島で人の役に立てる。一生懸命仕事をしてきたが、信頼を失い責任を感じている。自分で自分が情けない」

反省の言葉を口にしました。

検察側は「被害者に送ってもらう車内で及んだ犯行。欲望のままに行ったもので身勝手極まりない。」などとして、懲役１年６カ月を求刑しました。

一方、弁護側は幸得被告が被害弁償として９５万円を支払ったことや、自ら警察官の職をやめたことから、執行猶予付きの判決を求めました。

裁判は即日結審し、判決は７月１０日に言い渡されます。

改めて一連の不祥事をまとめました。

２０２４年４月以降、このように現職警察官や元幹部４人が逮捕されたんですが、２５日に裁判が始まったのは、２番目に逮捕された幸得被告になります。

このほか、捜査情報を漏えいした疑いで最初に逮捕された４９歳の巡査長、盗撮容疑で逮捕された３２歳の巡査部長、退職後に警察の内部情報などを漏えいした疑いで逮捕された前生活安全部長の３人も既に起訴されています。

これから法廷の場で発言をしていくことになるわけですが、それぞれが事件について何を語るのか、しっかりとお伝えしていきます。