オキノエラブシラスウナギ
2024.07.31

先日、KTSライブニュースの取材で沖永良部島に行きました。
約20年ぶりの来訪でした。
取材目的は「シラスウナギの人工生産」です。
今、ウナギのほとんどは養殖ウナギですが
そのもととなる稚魚のシラスウナギは天然に頼っています。
そのシラスウナギは漁獲量の減少が続き
ウナギの価格が高騰する一因にもなっているほか、
将来的にウナギそのものがいなくなってしまう恐れも指摘されています。
そうしたなか、今シラスウナギを
人工的に生産しようという研究が進んでいて、
県内でも新日本科学が取り組んでいます。
その施設が沖永良部島にあるのです。
取材では施設を案内してもらい、
実際に人工生産したシラスウナギも見せてもらいました。

そんな施設の目的は「シラスウナギの大量生産」。
実は、現在の取り組みではシラスウナギ1尾あたりを生産するためのコストが高く、
人工シラスウナギの実用化には至っていないのです。
将来、人工シラスウナギが大量生産され養鰻場に出荷されれば
ウナギの安定供給につながり、ウナギの価格が安くなることが期待されます。
ウナギが安く食べられる日を心待ちにしています♪