子ども医療費窓口負担
2023.06.30

鹿児島県では、子どもの医療費は、住民税非課税世帯をのぞき、
いったん病院の窓口で支払い、数ヶ月後に各市町村から返ってくる方式をとっています。
実は、このうち未就学児の医療費を窓口で支払っているのは
何と鹿児島県だけなんです。
そうしたなか、
この窓口負担をゼロにしようという団体があり、
窓口負担をめぐる動きについて、
先日、KTSライブニュースで取材し、特集しました。
特集では、
窓口負担ゼロをめざす団体の塩田知事への署名提出や、
実際に、窓口負担がゼロとなっているお隣宮崎県の小児科の様子などを紹介。

鹿児島県としては、現在、住民税非課税世帯を手厚く補助していて、
窓口負担ゼロに伴う医療費増大を懸念しています。
鹿児島では、窓口負担はゼロにならないのかー?
すると、6月19日の県議会で、塩田知事が、
「窓口負担を見直すことを検討し、検討の結果を今年度末までに示す」と表明したのです。
県から具体的な検討スケジュールが示されたのは初めてでした。
多くの子育て世帯の声が届いたといえるでしょう。
今回、取材を通して、
窓口負担ゼロはお金の問題だけでなく、
具合が悪いお子さんを抱えるなか病院の窓口でのやりとりがスムーズな流れになるなど、
子どもにも親にも優しい仕組みだと感じました。
今回、窓口負担について見直しを検討するとした鹿児島県。
どのような見直しとなるのか。
引き続き取材していきます。