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きっかけは何?

新茶の季節が到来しています。

お茶といえば、鹿児島は、去年の荒茶生産量が
静岡を抜いて、初めて日本一となりました。

これまで長く2位にとどまっていましたが、
ついに悲願の日本一を達成したのです。

実は鹿児島でお茶の栽培が盛んになったのは戦後。
サツマイモのように古くからある農作物ではありません。

まさに戦後農業ともいえますが、
何がきっかけでお茶の栽培が始まり、今日に至ったのか?

先日のKTSライブニュースでその理由を取材しました。

ひとことで言うと、「お金になるから」だったそうです。

戦後、鹿児島は国の奨励で紅茶を作っていましたが、
昭和40年代、輸入紅茶に押された影響で茶畑は緑茶に切り替わり、
それに加えて全国的に緑茶需要が高まります。

そうした事情を背景に、これまで芋や麦を作っていた人が、
「お金になる」とお茶の生産を始めたというわけです。
実際に昭和40年代後半からお茶の栽培面積が急増しました。

産地としての歴史は浅いともいえますが、
その後の積極的な茶業振興が功を奏し、日本一となった鹿児島。
ここまでの発展は誇らしくもあります。

みなさんもこの時期、
その鹿児島のお茶を味わって下さい!