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鹿児島・鹿屋基地のMQ9 沖縄・嘉手納基地への移駐完了 鹿屋市長が会見

2023年11月13日(月) 17:10

鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地に一時配備されていたアメリカ軍の無人偵察機は13日、沖縄県の嘉手納基地への移駐を完了しました。鹿屋市の中西茂市長は、「1年間という協定が守られホッとしている」と話しました。

鹿屋市・中西茂市長
「延長はない前提での一時展開だったが、こうして協定が守られたことに対して、率直な気持ち、ほっとしている」

アメリカ軍の無人偵察機は、海洋進出を強める中国軍を警戒監視する目的で、2022年11月から鹿屋航空基地に1年間限定で最大8機配備され、米軍関係者100人から150人が駐留していましたが、13日、沖縄県の米軍嘉手納基地への移駐が完了しています。

13日、会見した中西市長は「市民と米兵の友好な関係が築けたほか、街のにぎわいも生まれた」と述べる一方で、2023年8月に、1機が着陸時にオーバーランするトラブルがあった際の情報公開について苦言を呈しました。

中西市長
「具体的な事故の原因を明確にしてもらえなかったことを残念に思う」

国と県、鹿屋市が開設した窓口には、2022年8月から2023年11月13日までに74件の相談や意見がありましたが、大きなトラブルはなかったということです。

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