離島赴任の教職員15人、鹿児島・三島村へ出港 「フレーフレー」の声援
2026年4月7日(火) 11:50

教職員15人がフェリーで島へ出発
春は出会いと別れの季節だ。来たる新学期を前に、鹿児島県三島村の離島にある学校へ着任する教職員15人が、3日の朝、家族や同僚、そしてかつての教え子たちに見送られながら、フェリーで島へと旅立った。
「涙を流せるくらい、思い出深いものになることを願っています」

「島での生活を思い出深く」村長がエール
三島村には3つの島に4つの義務教育学校がある。今年4月からの新学期に向け、合計15人の教職員が新たにそれぞれの島に赴任することになった。
フェリー出港に先立ち、鹿児島市内にある村役場で出発式が執り行われた。式では岩切平治村長が着任者たちに温かいエールを送った。
「皆さんには辞任時に離れたくないと涙を流せるくらい、島での生活が思い出深いものになることを願っております」
村長のこの言葉が、式に集まった人々の胸に響いた。離島という特殊な環境に飛び込む教職員たちへの、地域を代表する激励の言葉だった。
南埠頭に響く「フレーフレー」の声

教え子が駆けつけ「フレーフレー」の声援
出発式を終えた一行が向かったのは、フェリーが停泊する鹿児島港の南埠頭だ。そこには多くの見送りの人々がすでに集まっており、埠頭は温かな空気に包まれていた。
「フレーフレー松山先生」「ありがとう」
三島片泊学園に着任する松山先生は、かつての職場で野球部の顧問を務めていた。その教え子たちが多数、見送りに駆けつけていた。
「新しい出会いが待っていると思うので、その出会いが楽しみです。中学校で野球部の顧問をしていたんですが、その野球部の子どもたちが多く来てくれてとても幸せです」
生徒たちの姿に目を細めながら、そう語った松山先生の表情には、別れの寂しさと、新天地への期待が入り交じっていた。
単身赴任、結婚したばかりの夫婦、それぞれの決意

家族や教え子が見送る感動の光景
今回着任する教職員の中には、さまざまな事情を抱えた人たちがいる。
黒島の学校に単身で赴任する父親を見送りに来た家族は、複雑な思いを口にした。
「一番は寂しいけど、1年は(我慢)したいなと思う」
父親本人も、家族を残していく不安を隠さなかった。
「家族を置いていくので心配ですけど、島にも子どもたちが待っていますので頑張って行きたいと思います」
一方、1月に入籍したばかりというフレッシュなカップルも、今回の異動でともに三島村の島々へと旅立った。夫は三島片泊学園へ、妻は三島大里学園へそれぞれ着任する。
「だいぶ心強いと思うので安心して島に行けるので頑張ります」と夫。
「今から始まる新生活がとても暖かい場所で過ごせることをうれしく思っています」と妻も笑顔で答えた。
新婚間もないふたりが、別々の島に配属されながらも同じ地域に身を置くことになる。離島という新しい環境での生活が、ふたりにとって忘れられない日々になることだろう。





















































































































