「お茶もまだまだ伸びていける」鹿児島茶の勢い止まらず! 新春初取引会で平均単価が前年の2倍以上、売上額4倍の2000万円超えを記録
2026年1月8日(木) 12:30

2025年に全国トップに立った鹿児島県 2026年も好調なスタート
鹿児島のお茶業界が明るい話題で沸いている。2025年に一番茶の荒茶生産量で静岡県を抜いて全国トップに立った勢いのまま、2026年も好調なスタートを切った。
年明け早々に開催された「かごしま茶新春初取引会」では売上額が過去最高レベルを記録し、関係者からは今年の茶販売への期待の声が聞かれた。
取引会では7.4トンの荒茶が取引に

県内7市3町で生産された荒茶92点(合計7.4トン)が初取引に
2024年に荒茶の生産量で日本一、2025年には一番茶の荒茶生産量で日本一となった鹿児島の茶業界。活気に満ちた雰囲気の中、1月7日、かごしま茶新春初取引会が開催された。
この取引会では、鹿児島県霧島市や南九州市など県内7市3町で生産された荒茶92点、合計7.4トンが取引にかけられた。会場内にはほんのりと茶葉の香りが漂い、関係者は茶葉の香りや手触りを丁寧に確かめていた。
平均単価は前年の2倍以上に高騰

7日の売上額は2025年の4倍以上、過去最高レベルを記録
茶の取引価格は世界的な抹茶ブームなどを背景に、2025年から高騰が続いている。その勢いは2026年の相場にも早速現れた。
7日の平均単価は1キロあたり3,258円と、2025年の初取引の2倍以上となった。最低価格でも1キロあたり1,899円と、2025年の3倍以上の価格がついた。
さらに価格と量がいずれも2025年を大きく上回ったことから、7日の売上額は2025年の444万円あまりから、4倍以上の2,000万円超えと、過去最高レベルを記録した。
関係者からは期待と課題の声

“鹿児島茶日本一”の響きに関係者も期待
資材価格の高止まりや需要の減少といった課題はあるものの、鹿児島の茶業界が盛り上がりを見せる中、関係者からは様々な声が聞かれた。
ある関係者は「お茶もまだまだ伸びていける」と期待を示した。また輸出に関わる関係者からは「鹿児島茶日本一はすごく良い響きでもあるし、海外の人にも鹿児島茶を知ってもらう(きっかけの)1つになるのでは」と前向きな意見が出された。

一般消費者のお茶がなくなるのではと危惧する関係者も
一方で「リーフ(茶葉)で飲むお茶が少なくなっているので高騰している。一般の消費者のお茶がなくなるのではと危惧している」という懸念の声も上がっている。
鹿児島県茶業会議所の柚木弘文会頭は「安定的に継続的にクリーンな鹿児島茶を供給し続けるという大きな責任が生まれた。さらなる生産拡大、完全な流通に向けた供給を進めていきたい」と抱負を語った。
日本一の称号を活かした今後の展開に期待

2026年は鹿児島の茶業界にとって重要な一年となる
鹿児島茶が2年連続で日本一の称号を獲得したことは、県内茶業界にとって大きな励みとなり、今回の新春初取引会での高値取引は、鹿児島茶への評価の高まりを示すものと言える。
今後は生産量だけでなく品質面でも評価を高めるとともに、国内外の市場開拓や、茶葉消費の減少傾向という課題に対応していくことも重要だ。
鹿児島茶業界が日本一の座を維持しながら、いかに持続可能な発展を遂げていくか。2026年は茶業界にとって重要な一年となりそうだ。

















































































































