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ニュース・スポーツ

「学校に行かなくても道はある」不登校を力に変えた17歳が着物で切り拓く未来

2026年3月27日(金) 13:00

レースやフリル、洋風のアクセントが目をひく着物のコーディネート。

考案したのは県内の17歳の高校生、RENONさんです。

着物に魅せられモデルとして発信するだけでなく、着物のレンタルを行う会社を起業しています。

会社を立ち上げてまもなく1年。

RENONさんの活動を取材しました。

3月、鹿児島市のホテルで開催されたファッションショー。

テーマは大島紬です。

伝統的な着こなしが披露される中、ひと味違った美しさを放つコーディネートがありました。

フリルやリボン、ブーツを合わせた和洋折衷の装い。

このコーディネートを手がけたのはRENONさん17歳。

通信制の高校で学ぶ高校生です。

自らもモデルとして出演しました。

実はこれらのコーディネート、着物から小物に至るまで、全て彼女が営む会社から提供されたものなんです。

モデルであり、企業の代表でもあるRENONさん。

その情熱はどこから来るのでしょうか?

「こんにちは~」

県内の自宅で猫と一緒に出迎えてくれたRENONさん。

活動拠点は自宅から少し歩いた場所にありました。

モデル・てふりなし代表 RENONさん(17)
「古民家って感じです」

美川愛実キャスター
「全部で何着くらいあるんですか?」

RENONさん
「数えたことないけど、100は優に超えているんじゃないかな」

もともとは親戚の家だったという建物。

気がつけば着物の館になっていました。

RENONさん
「これは中にパニエと言って、ドレスを着るときにボリュームを出すスカート。ボリュームを出すものを中に入れて、ふわっとさせている」
「着物って言っても振袖があったり、付け下げもあったり、訪問着、黒留袖(くろとめそで)があったり、留袖(とえそで)・色無地(いろむじ)とかたくさんあるんですよ。それをコラボさせたら絶対かわいいと思って言ったら、ほらかわいいじゃんとなって。見て!かわいいでしょと言う風になって」

そうしてフリーマーケットで多くの着物を集めるようになったRENONさん。

貴重な着物が使われなくなり、廃棄されるのはもったいないと古着の着物を使った事業を思いつき、2025年、16歳の時に着物のレンタルや小物の販売を行う企業「てりふりなし」を立ち上げました。

「てりふりなし(照降無)」とは照っても降っても影響がない、つまり状況の変化に左右されないことを指す言葉。

どんなときもしなやかに生きる、RENONさんの志が込められています。

思い出の写真があります。

中学2年生の時に初めて買った500円の着物と帯。

このとき、いろんな思いを抱えていました。

RENONさん
「小学4年生5年生でいじめというか、人間関係のトラブルがあって…起立性障害を発症していろんな理由が重なって、中学1年から3年までずっと不登校」

起立性調節障害。

自律神経の働きが乱れることで、めまいや立ちくらみ眠気などが現れるものです。

学校生活を送ることは難しく、自宅学習を選択。

そんな中でも、外に出ることを諦めた訳ではありませんでした。

RENONさん
「コスプレをがすごく好きで。イベントがあるんですよ鹿児島にも…それを知ったときにどうしても行きたいとなって、コスプレメイクをして自分の顔が変わって違う自分になれたらみたいな。自分の暗いところを気にしなくて良くなる」

大好きな着物と大好きなコスプレが起こした化学反応。

RENONさんの、型にとらわれないコーディネートのルーツです。

RENONさん
「学校に行かなかったとしても、やりたいことを勉強して突き詰めていけば何でもできる。行きづらいとか言うけど、悪いところだけじゃないよっていうのを知って欲しい」

4月、18歳になるRENONさん。

リメイクした着物を販売するのに必要な古物商の資格がとれるようになります。

「てりふりなし」の活動の幅を広げようと、今は資格取得に向けた勉強に励んでいるそうです。

好きなことが力になる。

RENONさんは着物を通してメッセージを送り続けます。

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