「減産、値上げ検討せざるを得ない」 コメ不足で鹿児島の焼酎業界にも打撃
2025年6月6日(金) 18:56
米の不足は鹿児島の主要産業焼酎にも影響を及ぼすかも知れません。
今シーズンの仕込みを前に、原料の加工用のコメが確保できず、県酒造組合の濱田会長は「減産や休止、値上げを検討せざるを得ない」と、危機感をにじませました。
鹿児島県酒造組合・濱田雄一郎会長
「(加工米が)非常に足りなくなっている。同時に価格が暴騰している。加工米が確保できない状況に陥っている」
鹿児島県いちき串木野市の濱田酒造の社長で県酒造組合の濱田雄一郎会長です。
イモ焼酎と黒糖焼酎は、製造工程の中で加工用のコメを使用しています。
県内では7月から8月中旬に今シーズンの焼酎の仕込みの時期を迎えますが、濱田会長によりますと、多くの酒造会社がこの加工用のコメをいまだ確保できていないということです。
さらに食用の米と同じように価格が高騰していて、濱田会長は焼酎造りに危機感を募らせます。
鹿児島県酒造組合・濱田雄一郎会長
「2025年は2倍~3倍(去年比)に価格が上がっている状況。生産を減らすか、休止するか、こういう声も(酒造会社から)聞こえてきている。他の物価も上がっているので、どうしても価格転嫁せざるを得ない」
こうした状況を受けて小泉農林水産大臣は、4日、備蓄米を加工用のコメとしても放出する考えを示しています。
濱田会長は歓迎しながらも、業界の今後を見据え、こう述べました。
鹿児島県酒造組合・濱田雄一郎会長
「小泉農水相の発言には期待している。しかし、我々はあと1、2年やればいいのではない。これから先、続けたいと思っている。(価格が下がりすぎて)生産体制が維持できないことになるのも非常に怖いところ」
濱田会長はVTRの中で焼酎の値上げに言及したものの「ビール、ウイスキーなど、ほかのお酒との競争もあり、簡単に値上げすることは難しい」とも話していました。
これまでの物価高に加え加工用の米不足も重なり、鹿児島の主要産業も厳しい状況に置かれています。
今シーズンの仕込みを前に、原料の加工用のコメが確保できず、県酒造組合の濱田会長は「減産や休止、値上げを検討せざるを得ない」と、危機感をにじませました。
鹿児島県酒造組合・濱田雄一郎会長
「(加工米が)非常に足りなくなっている。同時に価格が暴騰している。加工米が確保できない状況に陥っている」
鹿児島県いちき串木野市の濱田酒造の社長で県酒造組合の濱田雄一郎会長です。
イモ焼酎と黒糖焼酎は、製造工程の中で加工用のコメを使用しています。
県内では7月から8月中旬に今シーズンの焼酎の仕込みの時期を迎えますが、濱田会長によりますと、多くの酒造会社がこの加工用のコメをいまだ確保できていないということです。
さらに食用の米と同じように価格が高騰していて、濱田会長は焼酎造りに危機感を募らせます。
鹿児島県酒造組合・濱田雄一郎会長
「2025年は2倍~3倍(去年比)に価格が上がっている状況。生産を減らすか、休止するか、こういう声も(酒造会社から)聞こえてきている。他の物価も上がっているので、どうしても価格転嫁せざるを得ない」
こうした状況を受けて小泉農林水産大臣は、4日、備蓄米を加工用のコメとしても放出する考えを示しています。
濱田会長は歓迎しながらも、業界の今後を見据え、こう述べました。
鹿児島県酒造組合・濱田雄一郎会長
「小泉農水相の発言には期待している。しかし、我々はあと1、2年やればいいのではない。これから先、続けたいと思っている。(価格が下がりすぎて)生産体制が維持できないことになるのも非常に怖いところ」
濱田会長はVTRの中で焼酎の値上げに言及したものの「ビール、ウイスキーなど、ほかのお酒との競争もあり、簡単に値上げすることは難しい」とも話していました。
これまでの物価高に加え加工用の米不足も重なり、鹿児島の主要産業も厳しい状況に置かれています。