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ニュース・スポーツ

【鹿児島この一年】有権者の選択 選挙相次ぐ

2025年12月24日(水) 18:16

シリーズ「鹿児島この一年」、今回は市町村長選挙や参議院議員選挙など、2025年に相次いだ「選挙」を振り返る。

2025年1月。選挙イヤーの口火を切ったのは、種子島・西之表市長選挙だった。

馬毛島での自衛隊施設などの整備が大きな争点となる中、過去最多となる6人が立候補。

激戦を制したのは基地整備への賛否を最後まで明言しなかった現職の八板俊輔氏。3期目の当選を決め「賛成反対の二者択一で解決する状況ではないという私の考え方について一定の理解を頂いた」と述べた。

2025年、県内では43市町村の半数近くとなる19の自治体で市町村長選が告示され、このうち12の市町村で選挙戦が展開された。

そんな中、異例の経過をたどったのが伊仙町長選挙だ。

6期目の任期を半年以上残したタイミングで、当時の大久保明町長が「辞職し早急な選挙を行うことが最良と考えた」と退任を発表したのだ。

理由について大久保氏は「次期町長選挙において過熱した選挙が繰り広げられる可能性がある。一部の人たちの行動は時間が長ければ長いほどエスカレートする」と語った。

異例の「前倒し選挙」となった伊仙町長選挙。選挙戦では懸念されたような混乱はなく、大久保氏からの打診を受けて出馬した伊田正則氏が当選を果たした。

初当選した伊田氏は「大きな夢を持って自分の生活を切り開いていける教育環境の整備を今まで以上に取り組みたい」と抱負を語った。

このほか2025年は、県内各地で激しい選挙戦が繰り広げられた。

南大隅町長選挙 4月13日
和泊町長選挙 6月22日
曽於市長選挙 7月20日(4選目指した現職を元市の農政課長が破る)
肝付町長選挙 7月20日
龍郷町長選挙 10月26日
いちき串木野市長選挙 11月9日(三つどもえの戦いを現職が制す)
霧島市長選挙 11月16日(新人2人を制し現職が3選)
大崎町長選挙 11月30日(現職勇退に伴い新人4人の激戦)
知名町長選挙 12月7日

また、2025年は国政選挙でも大きな動きが。

7月に公示された参議院議員選挙。「保守王国」と呼ばれる鹿児島では、これまでにない「うねり」が現実のものとなった。

「この国の政治を血の通った温かいものに取り戻す」

出陣式で力強く第一声をあげたのは、尾辻朋実氏。勇退を表明した自民党の参議院議員・尾辻秀久氏の三女だ。自民党の公認から漏れたものの、立憲民主党の推薦を受け無所属で出馬。共産党も候補者の擁立を取り下げ、事実上の野党一本化を果たした。

自民党は当時の石破総裁が、元職の自民党候補の応援に駆けつけるなどテコ入れを図ったが、初当選を果たしたのは尾辻氏。鹿児島選出としては初の女性国会議員の誕生となった。

この参院選で与党は2024年の衆院選に続き過半数割れに。鹿児島選挙区の選挙結果はそんな自民党への逆風を象徴するような結果となった。

8月、父・秀久氏の秘書として通い慣れた国会に、参議院議員として足を踏み入れた尾辻朋実氏。「まずは鹿児島の皆さんが何を必要としていて一番困っているか、話を聞くことが先。私は私らしく行こうと思います」と、決意の言葉を口にした。

一方、参院選で大敗した自民党では、日本の行く末を占う選挙が行われることに。

9月、石破首相が「後進に道を譲る決断をした」と退陣を表明。これに伴い、事実上の次期首相を決める自民党総裁選が実施され、鹿児島でも自民党員や国会議員が投票を行った。

鹿児島で多くの票を集めたのは小泉進次郎氏だったが…勝利したのは高市早苗氏。「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」というあいさつは2025年の新語・流行語大賞の年間大賞に。そして、憲政史上初の女性首相となった。

船出早々、公明党が連立を離脱したものの、新たに日本維新の会と連立し国政という「舵」を握る高市首相。高い支持率を維持したまま、2026年度の予算編成に着手している。

鹿児島県内で数々の選挙が実施された2025年。

2026年も年明け1月に枕崎市、鹿屋市、指宿市、志布志市の4市で市長選が告示されるなど、選挙が続いていく。

しかし、選挙の当選は決して「ゴール」ではない。

私たちが選んだ代表者がどんな政策を提案し、何を実現していくのか。1票を投じた私たち一人一人がしっかりと見極めていくことを、有権者の責任として忘れてはいけない。

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