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鹿児島県内のほとんどの公立の小中学校では２４日、２学期の終業式が行われました。

２０２５年８月に大雨で被災し、校内や通学路にいまだ災害の爪痕が残る鹿児島県姶良市の竜門小学校でも児童が元気に終業式を迎えました。

「おはようございます」

元気よく児童たちが登校してきたのは姶良市加治木町小山田にある全校児童４８人の竜門小学校です。

竜門小学校では２０２５年８月の大雨で校庭に大量の土砂が流れ込むなど大きな被害が出ました。

大雨被害から約４か月半が経ちましたが大雨の爪痕が未だに残り、学校前の橋の復旧の目途は立っていません。

通学路として橋を使用していた児童は２０２５年９月ごろから姶良市が手配したタクシーで通学しています。

また校庭の体育倉庫も使用できず、ハードルや綱引きの縄などが体育館の一角に置かれ、災害からの復旧はまだ道半ばです。

そんな中、終業式では児童を代表して１年生の岩下旭さんが２学期に頑張ったことと冬休みの目標を発表しました。

竜門小学校１年・岩下旭さん
「なわとびをいっぱい練習した。いつのまにか１２５回跳べるようになった。冬休みも風邪を引かないように元気に過ごして２００回跳びたい」

そして、児童たちは教室で通知表を受け取りました。

大掃除では隅々までほこりを取り除き、晴れやかな気持ちで２学期を終えました。

児童
「色んな人の協力があったことで楽しく過ごせたというのが僕は一番」
「（冬休みは）前まではみんなで遊ぼうという感じだったけど、ちょっと勉強を頑張ろうかなって。お母さんに怒られちゃうから」

２学期の始業式で「友達と協力しあって行事を頑張りたい」と話していた小学４年生の岩下茜さん。

この２学期をどのように過ごしたのでしょうか。

竜門小学校４年・岩下茜さん
「（大雨被害の影響でいつもと開催が）違う場所だったので慣れないこともあったけど、やっぱりみんなのおかげで運動会も持久走大会もできてうれしい。寒いのが苦手なので頑張って体を動かしたい」

竜門小学校・西耕治校長
「元気に楽しく冬休みを過ごして欲しいなと思うし、日頃できないような活動をしてくれるとうれしい」

児童たちは２５日から１月７日までの２週間の長い冬休みが始まります。