【記者解説】衆院選を深掘り 鹿児島に高市旋風は吹いた?
2026年2月9日(月) 18:52
衆院選の取材を担当した安楽記者とお伝えします。
よろしくお願いします。
自民党の圧勝でしたね。
高市旋風が鹿児島でも吹いたと思います。
自民党は前回の比例で全体の35.14%を獲得していましたが、今回はそれを10ポイント近く上回る44.65%を獲得しました。
こうした結果を受けて、自民党県連の藤崎幹事長は次のように話しています。
自民党県連・藤崎剛幹事長
「正直に言ってここまでの信任を得ることは想像していなかった。SNSでの発信の仕方を含めて高市総裁のメッセージ力が強かった。県民からこのような結果をいただいたことは非常にうれしく思うが、大きな責任を負っているので、この信託の重さを考えながら、これから政策活動にまい進していかなければならない」
一方で、中道改革連合です。
前回は立憲民主党が21.53%、公明党が12.51%で、あわせて約34%でしたが、今回中道として挑んだ選挙では19.27%と、前回から大きく支持を減らしました。
そうした中、1区では前回約2700票差で敗れた宮路さんが今回は約3万5000票差をつけて勝利しましたね。
無党派層が多いとされる1区で「風」を味方につけたことが宮路さんの勝利につながったと思います。
宮路さんは選挙戦の当初から「前回に比べて今回は反応がいい」と手応えを口にしていました。
元々、宮路さんが作り上げた60を超える後援会や友好団体からの推薦など組織の足腰があった上で、高市政権の追い風に乗ろうと、真っ赤な横断幕を掲げたりSNS発信に力を入れたりと、無党派層の取り込みを徹底していました。
一方、川内さんは前回勝利した上に、これまで敵だった公明党も味方につけて、盤石の体制が整ったかのように思われましたが、選挙期間中に中道への追い風が吹くことはありませんでした。
陣営は「中道を浸透させる時間が足りなかった」と超短期決戦を嘆いていました。
今回の出口調査で年代別の投票傾向を見てみると、宮路さんは幅広い世代で支持を獲得している一方で、10代から30代では川内さんへの支持は特に少なくなっています。
新党が結成されても風が吹かなかった川内さんに対して、宮路さんが強固な地盤をもとに高市旋風にもしっかり乗れたことが勝利につながったと言えそうです。
そして注目選挙区で言えば自民と中道の一騎打ちとなった3区は接戦でしたね。
与野党関係なく様々な関係者から「野間さんがここまで苦戦するとは」と、驚きの声が聞かれました。
3区の比例の開票結果を見てみると、すべての自治体で自民党が最も多くの票を獲得していて、中道と比べると鹿児島県薩摩川内市で8000票以上、鹿児島県姶良市では約6500票の差がつきました。
さらに合計では自民党が8万票近くを獲得したのに対して、中道は約4万票と大差がついています。
ただ、選挙区で見ると選挙区内の10自治体のうち、5つの自治体で野間さんが勝利していて、大票田の薩摩川内市では5300票余りの差を付けて勝利を収めました。
比例の結果をみても小里さんにも高市旋風が吹いたのは間違いないと思います。
しかし、それを背に受けても届かないほど、野間さんが地道に地域を回って信頼を積み上げていたことが勝因だったのではないでしょうか。
最後に今回の選挙戦を振り返ってみてどうでしたでしょうか。
これまでの選挙に比べると、超短期決戦ということもあり争点が見えづらく、あまり議論の深まりは見られなかった印象です。
政治学が専門の鹿児島大学藤村一郎准教授は今回の選挙についてこう分析しています。
鹿児島大学(政治学)・藤村一郎准教授
「政策的な論争はほとんど起きずに、“高市さんでいいのか悪いのか”というイメージの選挙になった。我々が一番気にしている生活が苦しいとか物価が上がっているとか、社会保障の将来はどうなるのかということが今後出てくる。今後政策が現実になっていって、自分たちの生活がどうなっていくのかしっかり見つめる必要がある」
今回、自民党が大勝したので今後様々な政策がスピード感を持って進む可能性があります。そのスピードに乗り遅れないようにしっかりと国会を注視してほしいと思います。
そして今回鹿児島からあわせて7人の国会議員が誕生しました。この7人がどのような役割を担っていくのか、そして鹿児島にどの様な効果をもたらしてくれるのか、しっかりと注目してほしいと思います。
よろしくお願いします。
自民党の圧勝でしたね。
高市旋風が鹿児島でも吹いたと思います。
自民党は前回の比例で全体の35.14%を獲得していましたが、今回はそれを10ポイント近く上回る44.65%を獲得しました。
こうした結果を受けて、自民党県連の藤崎幹事長は次のように話しています。
自民党県連・藤崎剛幹事長
「正直に言ってここまでの信任を得ることは想像していなかった。SNSでの発信の仕方を含めて高市総裁のメッセージ力が強かった。県民からこのような結果をいただいたことは非常にうれしく思うが、大きな責任を負っているので、この信託の重さを考えながら、これから政策活動にまい進していかなければならない」
一方で、中道改革連合です。
前回は立憲民主党が21.53%、公明党が12.51%で、あわせて約34%でしたが、今回中道として挑んだ選挙では19.27%と、前回から大きく支持を減らしました。
そうした中、1区では前回約2700票差で敗れた宮路さんが今回は約3万5000票差をつけて勝利しましたね。
無党派層が多いとされる1区で「風」を味方につけたことが宮路さんの勝利につながったと思います。
宮路さんは選挙戦の当初から「前回に比べて今回は反応がいい」と手応えを口にしていました。
元々、宮路さんが作り上げた60を超える後援会や友好団体からの推薦など組織の足腰があった上で、高市政権の追い風に乗ろうと、真っ赤な横断幕を掲げたりSNS発信に力を入れたりと、無党派層の取り込みを徹底していました。
一方、川内さんは前回勝利した上に、これまで敵だった公明党も味方につけて、盤石の体制が整ったかのように思われましたが、選挙期間中に中道への追い風が吹くことはありませんでした。
陣営は「中道を浸透させる時間が足りなかった」と超短期決戦を嘆いていました。
今回の出口調査で年代別の投票傾向を見てみると、宮路さんは幅広い世代で支持を獲得している一方で、10代から30代では川内さんへの支持は特に少なくなっています。
新党が結成されても風が吹かなかった川内さんに対して、宮路さんが強固な地盤をもとに高市旋風にもしっかり乗れたことが勝利につながったと言えそうです。
そして注目選挙区で言えば自民と中道の一騎打ちとなった3区は接戦でしたね。
与野党関係なく様々な関係者から「野間さんがここまで苦戦するとは」と、驚きの声が聞かれました。
3区の比例の開票結果を見てみると、すべての自治体で自民党が最も多くの票を獲得していて、中道と比べると鹿児島県薩摩川内市で8000票以上、鹿児島県姶良市では約6500票の差がつきました。
さらに合計では自民党が8万票近くを獲得したのに対して、中道は約4万票と大差がついています。
ただ、選挙区で見ると選挙区内の10自治体のうち、5つの自治体で野間さんが勝利していて、大票田の薩摩川内市では5300票余りの差を付けて勝利を収めました。
比例の結果をみても小里さんにも高市旋風が吹いたのは間違いないと思います。
しかし、それを背に受けても届かないほど、野間さんが地道に地域を回って信頼を積み上げていたことが勝因だったのではないでしょうか。
最後に今回の選挙戦を振り返ってみてどうでしたでしょうか。
これまでの選挙に比べると、超短期決戦ということもあり争点が見えづらく、あまり議論の深まりは見られなかった印象です。
政治学が専門の鹿児島大学藤村一郎准教授は今回の選挙についてこう分析しています。
鹿児島大学(政治学)・藤村一郎准教授
「政策的な論争はほとんど起きずに、“高市さんでいいのか悪いのか”というイメージの選挙になった。我々が一番気にしている生活が苦しいとか物価が上がっているとか、社会保障の将来はどうなるのかということが今後出てくる。今後政策が現実になっていって、自分たちの生活がどうなっていくのかしっかり見つめる必要がある」
今回、自民党が大勝したので今後様々な政策がスピード感を持って進む可能性があります。そのスピードに乗り遅れないようにしっかりと国会を注視してほしいと思います。
そして今回鹿児島からあわせて7人の国会議員が誕生しました。この7人がどのような役割を担っていくのか、そして鹿児島にどの様な効果をもたらしてくれるのか、しっかりと注目してほしいと思います。



















































































































