ミスタードーナツ全国1位に鹿児島の店 「1gまでこだわる職人技」と現場力
2026年4月6日(月) 11:50

ミスド1位は大隅半島の店
全国1000店舗以上あるミスタードーナツの中で、2025年「優秀ショップ全国1位」に選ばれた店が鹿児島県鹿屋市にある。大隅半島で唯一のその店には、1gの誤差も許さないドーナツへの愛情と、スタッフ全員が「休憩中もドーナツの話ばかり」という熱量があった。
33年前、808番目に生まれた店

優秀ショップ全国1位に輝いた
鹿屋市にある「ミスタードーナツ鹿屋寿ショップ」は、33年前に日本で808番目の店舗としてオープンした。大隅半島では唯一のミスタードーナツであり、地域に長く根ざしてきた存在だ。
そのカウンターには、ひときわ目を引く盾が掲げられている。刻まれているのは「全国1位」の文字。2025年度の「優秀ショップ全国1位」として、ミスタードーナツ本部から表彰されたものだ。
ミスタードーナツでは、商品のクオリティをはじめとする複数の項目を年間を通じて審査しており、その頂点に鹿屋寿ショップが立った。
1gの誤差も見逃さない、店主のこだわり

最高の仕上がりを追求する姿勢が店の隅々にまで浸透している
店を率いるのは、運営会社の社員であり店主も務める内倉麻衣子さんだ。ドーナツ作りの知識と技術を競う全国大会で2024年に6位に輝いた、確かな実力の持ち主でもある。
内倉さんのドーナツへの向き合い方は、徹底している。
「チョコの量や砂糖の量、ホイップクリームの量、全部1g単位で決まっているので、それの範囲内できれいに見えるように、おいしく作れるように毎日心がけて作っている」
ミスタードーナツはこだわりの素材と製法、そして厳格なマニュアルのもとでドーナツを手作りする専門店だ。そのマニュアルを愚直に守りながら、さらにその中で最高の仕上がりを追求する、そんな姿勢が内倉さんの日常にある。
その思いはお客さんにも届いているようだ。「『こんなにおいしいポン・デ・リングは食べたことがない』と直接お声がけいただいて、それがとてもうれしかった。愛情を込めて作っているので、それが伝わったのかもしれない」と内倉さんは笑顔で語る。
「どの時間に行っても鮮度が高い」が強み

「どの時間に行っても鮮度が高い」が強みだ
優秀ショップの審査基準は詳しくは公開されていないが、鹿屋寿ショップの強みとして挙げられるのが、製造タイミングの徹底管理だ。いつ訪れても鮮度の高いドーナツが並んでいるという状態を、日々の運営の中でコンスタントに実現している。
また、店内で目を引くのがスタッフたちがかぶる「ブラックキャップ」と呼ばれる黒い帽子だ。接客や製造の全国大会に進んだ者だけが着用を許されるもので、その帽子をかぶるスタッフが複数いること自体、この店のレベルの高さを物語っている。
「ほかの店舗には負けていられない」 熱が伝わるチーム
内倉さんのドーナツ愛は、スタッフ全体にも広がっている。
「休憩時間はドーナツの話ばかり。コミュニケーションもすごくとって楽しい」「周りのみんなの雰囲気がいいので働きやすい」「もうほかの店舗には負けていられないと思って、さらにヒートアップしている」
スタッフたちの言葉には、仕事への誇りとチームの一体感がにじむ。全国1位という結果は、店主一人の力ではなく、こうした現場全体の熱量が積み重なって生まれたものだと伝わってくる。
日本一に輝いた鹿屋寿ショップは、きょうも大隅半島の地で、愛情のこもったドーナツを作り続けている。





















































































































