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「教訓生かされず」薩摩川内市の浸水被害 排水ポンプ3時間半稼働せず 住民説明会で市が陳謝

2026年6月29日(月) 18:21

6月24日の大雨を巡っては、鹿児島県薩摩川内市では各地で浸水被害が発生しました。

このうち田崎地区で河川への排水ポンプが約3時間半にわたって稼働していなかったことがわかり、28日夜、市は説明会を開いて地元住民に陳謝しました。

薩摩川内市・古川英利副市長
「皆様にはご心配をおかけしました。誠に申し訳ありません」

薩摩川内市では6月24日、線状降水帯が発生して、時間雨量で100ミリを超える猛烈な雨が降り、市内の複数箇所で浸水被害が発生しました。

このうち田崎地区では床上、床下合わせて21世帯が浸水し、市によりますと川内川の支流、平佐川に排水を行う田崎地区のポンプ施設が、約3時間半に渡って稼働しなかったということです。

ポンプを動かす発電機のバッテリーに不具合があったとみられています。

28日夜、地区の住民約20人が参加して開かれた説明会では、緊急時の体制の不備や、施設の処理能力の不足を指摘する声が上がりました。

住民
「(事前に)点検をしておきながらこういう事が起こるのは、マニュアルなどに不備があるのでは」

薩摩川内市・古川英利副市長
「マニュアルや体制に課題はなかったかについて分析して改善しないといけない。再発防止につなげていきたい」

施設は6月2日に業者が点検した際には異常はなかったということです。

市は排水ポンプの不具合の原因や、浸水被害との因果関係などについては外部の建設系コンサルタント会社に委託し検証するとした上で、今後、検証結果を踏まえて、再発防止策を検討するとしています。

住民
「教訓が生かされていない。時系列で見ると対応が遅い」

薩摩川内市・古川英利副市長
「スピーディーに検証しながら短期的な対応と中長期的な対応を区別して、不安を払拭するような動きをしていきたい」

薩摩川内市では2021年にも排水ポンプが作動せず、向田地区と平佐地区で浸水被害が発生した事例がありました。

この時は国が管理する施設だったという違いがありますが、今後、同様の被害が起きることがないよう、薩摩川内市には原因の検証と再発防止策の徹底が求められそうです。

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