ボランティア「笠利さばくり隊」に密着 地域の「困った」みんなで解決【鹿児島・奄美市】
2026年9月16日(水) 18:50
高齢になると増える身近な「困りごと」。「墓参りに行けない」「家の片付けができない」、こうした声に応えようと、鹿児島県奄美市で活動するボランティアグループがあります。
その名も「笠利さばくり隊」。
地域に寄り添う、その活動に密着しました。
「おはようございます。お迎えに上がりました。スタンバイ、ばっちりですか?」
「はっ?」
「準備ばっちりですか?」
「おはよう」
ここは奄美市笠利町、3人のボランティア隊員が80代の女性を訪ねました。
杖をつく女性を支え、車に乗せます。
着いたのは女性の親族が眠る墓地です。
墓参りが困難な高齢者の支援でした。
墓の掃除や水の入れ替えも手伝い、きれいになった墓前で女性は静かに手を合わせます。
墓参り支援を受けた80代女性
「娘が名瀬にいるので行ける時に来て、そうでない時は来ません」
Q.1人で来るのは大変?
「そう、こんなになってからはね。感謝の気持ちでいっぱいです」
このように高齢者の「困った」に応えるのが笠利さばくり隊です。
奄美の方言で「世話をする」などを意味する「さばくる」が由来の『笠利さばくり隊』、始まりは笠利町の診療所でした。
診療所の所長で隊長の橋口真征さんです。
笠利さばくり隊・橋口真征隊長
「足が悪くて何年も墓参りに行けない高齢者がいて、その方をみんなで墓参りに連れて行こうというのが始まり」
奄美市笠利町は65歳以上の高齢者が4割以上を占めています。
診療所を訪れた患者や住民たちから「家の片付けや買い物が自分でできない」という切実な声を聞き、職員を中心に2021年に発足しました。
笠利さばくり隊・橋口真征隊長
「その人たち自身が墓参りに行ったり、直接目で見て買い物したり、お店で知り合いに会ってしゃべったり、そういうことを少しでも取り戻してあげるのが目的」
笠利さばくり隊が目指すのは、高齢になっても「自分らしい暮らし」を続けられること。
今度は隣町のスーパーで高齢者4人の買い物支援です。
この日は旧暦のお盆を控えていて、ちょうちんを手に取る人もいました。
買い物のとき、隊員が気を付けていることがあります。
笠利さばくり隊 隊員
「あんまりついて回ると嫌がるので、遠くからチラチラ見ながら。特に女性は見て手に取って買い物するのが楽しいみたい」
自分で選び、自分で買う。
当たり前のことも、それがかなわない人にとって大切なひとときです。
そっと見守ります。
買い物支援を受けた90歳女性
「ありがたいと思っている。1年に1回ここに来ている」
買い物支援を受けた88歳女性
「家にいたらゴロゴロするぐらいだから、みんなの中に出たら自然に元気になっていく」
笠利さばくり隊の活動は、海岸清掃や高齢者を講師に招いた料理教室など多岐にわたります。
この5年間で行った支援は42件、買い物支援の利用者は84人に上ります。
活動が共感を呼び、当初20人ほどだった隊員は5年間で50人近くにまで増えました。
笠利さばくり隊 隊員
「普段は就労支援の仕事をしている。(笠利さばくり隊は)みんなで助け合っていこうというのがあるので、それを意識して行動している」
笠利さばくり隊 隊員
「(市役所の)いきいき健康課に勤務している。いろんな方がいろんな形で役割とかあるのが生きがいや楽しみにつながっていくと思うので、ぜひ参加したい」
活動を広く知ってもらうための情報発信など課題もありますが、隊員たちはやる気に満ちています。
笠利さばくり隊・橋口真征隊長
「困っている人と助けたい人を結びつけることができて、地域がより良くなるということが実現できたら、さばくり隊をロールモデルとして、いろんな地域で我々の活動のようなものが広がっていけばいいと思う」
年を重ねてできないことが増えても、手を取り合って誰もが自分らしく暮らす。
そんな地域を目指し、笠利さばくり隊はきょうも汗を流します。
その名も「笠利さばくり隊」。
地域に寄り添う、その活動に密着しました。
「おはようございます。お迎えに上がりました。スタンバイ、ばっちりですか?」
「はっ?」
「準備ばっちりですか?」
「おはよう」
ここは奄美市笠利町、3人のボランティア隊員が80代の女性を訪ねました。
杖をつく女性を支え、車に乗せます。
着いたのは女性の親族が眠る墓地です。
墓参りが困難な高齢者の支援でした。
墓の掃除や水の入れ替えも手伝い、きれいになった墓前で女性は静かに手を合わせます。
墓参り支援を受けた80代女性
「娘が名瀬にいるので行ける時に来て、そうでない時は来ません」
Q.1人で来るのは大変?
「そう、こんなになってからはね。感謝の気持ちでいっぱいです」
このように高齢者の「困った」に応えるのが笠利さばくり隊です。
奄美の方言で「世話をする」などを意味する「さばくる」が由来の『笠利さばくり隊』、始まりは笠利町の診療所でした。
診療所の所長で隊長の橋口真征さんです。
笠利さばくり隊・橋口真征隊長
「足が悪くて何年も墓参りに行けない高齢者がいて、その方をみんなで墓参りに連れて行こうというのが始まり」
奄美市笠利町は65歳以上の高齢者が4割以上を占めています。
診療所を訪れた患者や住民たちから「家の片付けや買い物が自分でできない」という切実な声を聞き、職員を中心に2021年に発足しました。
笠利さばくり隊・橋口真征隊長
「その人たち自身が墓参りに行ったり、直接目で見て買い物したり、お店で知り合いに会ってしゃべったり、そういうことを少しでも取り戻してあげるのが目的」
笠利さばくり隊が目指すのは、高齢になっても「自分らしい暮らし」を続けられること。
今度は隣町のスーパーで高齢者4人の買い物支援です。
この日は旧暦のお盆を控えていて、ちょうちんを手に取る人もいました。
買い物のとき、隊員が気を付けていることがあります。
笠利さばくり隊 隊員
「あんまりついて回ると嫌がるので、遠くからチラチラ見ながら。特に女性は見て手に取って買い物するのが楽しいみたい」
自分で選び、自分で買う。
当たり前のことも、それがかなわない人にとって大切なひとときです。
そっと見守ります。
買い物支援を受けた90歳女性
「ありがたいと思っている。1年に1回ここに来ている」
買い物支援を受けた88歳女性
「家にいたらゴロゴロするぐらいだから、みんなの中に出たら自然に元気になっていく」
笠利さばくり隊の活動は、海岸清掃や高齢者を講師に招いた料理教室など多岐にわたります。
この5年間で行った支援は42件、買い物支援の利用者は84人に上ります。
活動が共感を呼び、当初20人ほどだった隊員は5年間で50人近くにまで増えました。
笠利さばくり隊 隊員
「普段は就労支援の仕事をしている。(笠利さばくり隊は)みんなで助け合っていこうというのがあるので、それを意識して行動している」
笠利さばくり隊 隊員
「(市役所の)いきいき健康課に勤務している。いろんな方がいろんな形で役割とかあるのが生きがいや楽しみにつながっていくと思うので、ぜひ参加したい」
活動を広く知ってもらうための情報発信など課題もありますが、隊員たちはやる気に満ちています。
笠利さばくり隊・橋口真征隊長
「困っている人と助けたい人を結びつけることができて、地域がより良くなるということが実現できたら、さばくり隊をロールモデルとして、いろんな地域で我々の活動のようなものが広がっていけばいいと思う」
年を重ねてできないことが増えても、手を取り合って誰もが自分らしく暮らす。
そんな地域を目指し、笠利さばくり隊はきょうも汗を流します。

















































































































