「1回の買い物で1000円変わった」秋に集中する値上げ 9〜10月で8000品目超、家計への打撃がピークに
2026年10月6日(火) 10:00

イオン鹿児島店のビール売り場(鹿児島市)
「1回の買い物で1000円くらい変わっている」――帝国データバンクによると、10月に値上げが予定されている飲食料品は3153品目にのぼる。値上げラッシュが押し寄せる一方、ビールは酒税改正で値下がりとなり、鹿児島市のスーパーでは売り場の大規模な組み替えも行われた。
値上げは3000品目超、9月・10月に集中

10月値上げ品の内訳(帝国データバンクより)
10月1日午後、鹿児島市のイオン鹿児島店には多くの買い物客が訪れていた。店内で話を聞くと、値上げを肌で感じている声が相次いだ。
「家計簿をつけているので(値上げを)感じる。(1回の買い物で)1000円くらい変わっている」「野菜が高くなって離乳食も大変。曜日で安い日があるのでそこを狙って買っている。全体的に下がってくれたらうれしい」
帝国データバンクのデータによると、10月の値上げ品目の内訳は、缶チューハイやビールなどの酒類・飲料が1399点、マヨネーズやしょうゆなどの調味料が820点、冷凍食品などの加工食品が668点などとなっている。
2026年全体では2万1187品目が値上げされる見通しだが、9月(4965品目)と10月(3153品目)の2カ月だけで、その約4割を占める。まさに値上げラッシュのピークといえる状況だ。
ビールは減税、売り場面積も拡大

イオン鹿児島店の買い物客の声
値上げラッシュの中、1日から「安くなったもの」もある。酒税法の改正により、ビール・発泡酒・第三のビールの酒税が350ミリリットルあたり54.25円に統一されたのだ。
これによりビールは9.1円の減税となった一方、発泡酒や第三のビールは7.26円の増税となった。
イオン鹿児島店では、この変化に対応するためにアルコール飲料売り場を大きく組み替えた。これまで約5割だったビールの売り場面積を、7〜8割ほどに拡大したという。記者が売り場を訪れると、新商品コーナーだったスペースがビール売り場へと様変わりしていた。
買い物客からは、発泡酒や第三のビールからビールへ乗り換えようという声も聞かれた。「同じ値段だったら元のやつ(ビール)を飲んでもいいかな」「ビールが(発泡酒などと)一緒ぐらいになったからいいなと思う」。
生活を直撃する変化が重なる10月

10月の変化は他にも
10月は食料品の値上げやビールの酒税改正だけではない。日本郵便が宅配便「ゆうパック」を2〜40%程度値上げするほか、夏場に実施されていた電気・ガス代への政府支援が終了し、10月使用分から実質的な値上げとなる。さらに、運転手不足などを背景に県内の路線バスでは減便が行われる。
10月は、鹿児島に暮らす人々の生活にとって多くの変化が重なる月となった。値上げラッシュが続く中、日々の買い物や移動のスタイルを見直す動きが、地域のあちこちで生まれていきそうだ。
















































































































