10月8日は「木の日」 木の魅力に触れる「木育」県内の取り組みは?【鹿児島】
2026年10月8日(木) 18:59
10月8日は漢数字の十と八を組み合わせると漢字の「木」になることから「木の日」とされています。
みなさんは「木育」という言葉を知っていますか?
木の魅力を広めようと県内で行われている「木育」の取り組みを河内アナウンサーが取材しました。
豊かな自然に恵まれた鹿児島県。
実は県の面積の約65%を森林が占めています。
森から生み出される様々な恵み。
中でも木材の生産量は2024年度のデータでは年間約141万立方メートルで、全国9位と、鹿児島の産業の大きな柱となっています。
そんな豊かな森を守り、未来に繋げるために。
県内では木の魅力に触れ、さらなる木材の活用につなげるための「木育」と呼ばれる取り組みが進められています。
伊佐市にある大口子育て支援センター・ルピナス。
子どもたちが夢中になっているのは、木のおもちゃです。
一見、ただ遊んでいるだけのようですが、実はこれも「木育」のひとつなんです。
そもそも木育とは一体何なのか。
木材を教育に生かす研究などに取り組む鹿児島大学の寺床勝也教授によると…
鹿児島大学教育学部・寺床勝也教授
「(木育は)2004年に北海道で生まれた考え方。木に触れて、木で色々なことを体験し、木の良さを学び、何十年後に子どもたちが『やっぱり木っていいよね』となり、例えば木造住宅を作ったり、地域の森林資源に関心を寄せたり、最終的には地元の森林資源を活用する新しい世代を作る活動」
木の持つ香りや手触りなどが子どもの発達の面でも良い効果をもたらすことが期待されるという「木育」。
先ほどの大口子育て支援センター・ルピナスもこの「木育」の考えのもと、老朽化に伴う建て替えが行われたばかりです。
壁や床、柱、そして備品のおもちゃ、利用者が触れるところには可能な限り県産の木材が使われています。
利用者
「週2~3回は来ている。(子どもが)すごく楽しそうで、木でできているので安心して遊ばせられる」
「自然に触れられるので良いと思う。五感で楽しめるので良いと思う」
こちらは、伊佐市でとれたヒノキを使った「クミノ」と呼ばれる積み木のおもちゃです。
「木育」を後押しするおもちゃとして伊佐市が特注し、2026年5月にお披露目されました。
凹凸を組み合わせて色々な形を組み立てることができ、子どもたちに大人気です。
伊佐市の小学生
「(積み木の香りは)さわやか」
Q積み木が伊佐市の木でできていると知っていた?
「知らなかった。うれしいし、びっくりした。(伊佐市は)自然が豊かだなと」
伊佐市大口子育て支援センター ルピナス・宮脇美鈴センター長
「(伊佐市には)大自然があるが関わる、触れる機会は少ない。(地元の木を使ったおもちゃで)遊ぶことで、意識してほしい。少しでも子どもたちの良いきっかけになれば」
そんな「木育」を広める活動に取り組む人も。
「木育インストラクター」の廣森智美さんです。
普段は保育士として働く廣森さん。
4年前、書類選考や講習をへて県の木育インストラクターに認定されました。
木育インストラクター・廣森智美さん
「私は保育士ということもあり、子どもたちと木のおもちゃで遊ぶイベントをしているが、ほかにも林業関係者や木工作家など色々な人が木育インストラクターになってる」
2020年に始まり、現在、県内では142人が認定されている木育インストラクター
イベントやワークショップなどを通して、木の良さを広める活動に取り組んでいます。
この日、廣森さんは鹿児島市内の保育所のイベントに招かれ、教室を借りて木のおもちゃを集めた遊び場をつくりました。
廣森さんと親子
「最初は色、つやがあるがだんだん(変わっていく)。カチカチカチ良い音したね」
おもちゃを通して感じる木の香り、手触り、音、あたたかみ。
保育士の経験を生かし、一緒に遊びながら木の魅力を感じてもらう時間を届けています。
イベント参加者
「使い方次第で色々な遊びができて、手で触ったときもあたたかく、柔らかい感じがするのでいいよね」
この日、用意したおもちゃは50種類以上。
中には鹿児島でとれた木を使ったおもちゃもあります。
廣森さん
「子どもたちが匂いを嗅ぐなど普段使わない五感を使って、木の魅力を発見している姿を見るととてもうれしく思う。木のおもちゃで遊んで楽しんだ経験が、いつか大人になったときに木を大切にすることにつながったらいいなと思う」
「木育」という考え方が北海道でスタートしてから約20年。
木に触れることを入り口に将来的に目指すのは、より多くの人に森林資源を活用してもらうことです。
「木育」の取り組みは県内でも徐々に広がりを見せていますが、まだまだ道半ばなのが現状です。
寺床教授
「(森林資源を活用すると)地域の経済も潤うし、森林が豊かになると健康な土地になる。土砂災害の防止、おいしい水ができる。もっと言うと地球温暖化対策にもなる。そこまでいけたらいいと思うが、効果が見えるのはもっと先になると思う。子どもたちが大人になって、30歳を過ぎたあたりから世の中が変わってくれたらいいなと思う」
鹿児島の豊かな森を次の世代へつなぐために。
身近な木との出会いから、森を大切にする心が少しずつ育まれています。
みなさんは「木育」という言葉を知っていますか?
木の魅力を広めようと県内で行われている「木育」の取り組みを河内アナウンサーが取材しました。
豊かな自然に恵まれた鹿児島県。
実は県の面積の約65%を森林が占めています。
森から生み出される様々な恵み。
中でも木材の生産量は2024年度のデータでは年間約141万立方メートルで、全国9位と、鹿児島の産業の大きな柱となっています。
そんな豊かな森を守り、未来に繋げるために。
県内では木の魅力に触れ、さらなる木材の活用につなげるための「木育」と呼ばれる取り組みが進められています。
伊佐市にある大口子育て支援センター・ルピナス。
子どもたちが夢中になっているのは、木のおもちゃです。
一見、ただ遊んでいるだけのようですが、実はこれも「木育」のひとつなんです。
そもそも木育とは一体何なのか。
木材を教育に生かす研究などに取り組む鹿児島大学の寺床勝也教授によると…
鹿児島大学教育学部・寺床勝也教授
「(木育は)2004年に北海道で生まれた考え方。木に触れて、木で色々なことを体験し、木の良さを学び、何十年後に子どもたちが『やっぱり木っていいよね』となり、例えば木造住宅を作ったり、地域の森林資源に関心を寄せたり、最終的には地元の森林資源を活用する新しい世代を作る活動」
木の持つ香りや手触りなどが子どもの発達の面でも良い効果をもたらすことが期待されるという「木育」。
先ほどの大口子育て支援センター・ルピナスもこの「木育」の考えのもと、老朽化に伴う建て替えが行われたばかりです。
壁や床、柱、そして備品のおもちゃ、利用者が触れるところには可能な限り県産の木材が使われています。
利用者
「週2~3回は来ている。(子どもが)すごく楽しそうで、木でできているので安心して遊ばせられる」
「自然に触れられるので良いと思う。五感で楽しめるので良いと思う」
こちらは、伊佐市でとれたヒノキを使った「クミノ」と呼ばれる積み木のおもちゃです。
「木育」を後押しするおもちゃとして伊佐市が特注し、2026年5月にお披露目されました。
凹凸を組み合わせて色々な形を組み立てることができ、子どもたちに大人気です。
伊佐市の小学生
「(積み木の香りは)さわやか」
Q積み木が伊佐市の木でできていると知っていた?
「知らなかった。うれしいし、びっくりした。(伊佐市は)自然が豊かだなと」
伊佐市大口子育て支援センター ルピナス・宮脇美鈴センター長
「(伊佐市には)大自然があるが関わる、触れる機会は少ない。(地元の木を使ったおもちゃで)遊ぶことで、意識してほしい。少しでも子どもたちの良いきっかけになれば」
そんな「木育」を広める活動に取り組む人も。
「木育インストラクター」の廣森智美さんです。
普段は保育士として働く廣森さん。
4年前、書類選考や講習をへて県の木育インストラクターに認定されました。
木育インストラクター・廣森智美さん
「私は保育士ということもあり、子どもたちと木のおもちゃで遊ぶイベントをしているが、ほかにも林業関係者や木工作家など色々な人が木育インストラクターになってる」
2020年に始まり、現在、県内では142人が認定されている木育インストラクター
イベントやワークショップなどを通して、木の良さを広める活動に取り組んでいます。
この日、廣森さんは鹿児島市内の保育所のイベントに招かれ、教室を借りて木のおもちゃを集めた遊び場をつくりました。
廣森さんと親子
「最初は色、つやがあるがだんだん(変わっていく)。カチカチカチ良い音したね」
おもちゃを通して感じる木の香り、手触り、音、あたたかみ。
保育士の経験を生かし、一緒に遊びながら木の魅力を感じてもらう時間を届けています。
イベント参加者
「使い方次第で色々な遊びができて、手で触ったときもあたたかく、柔らかい感じがするのでいいよね」
この日、用意したおもちゃは50種類以上。
中には鹿児島でとれた木を使ったおもちゃもあります。
廣森さん
「子どもたちが匂いを嗅ぐなど普段使わない五感を使って、木の魅力を発見している姿を見るととてもうれしく思う。木のおもちゃで遊んで楽しんだ経験が、いつか大人になったときに木を大切にすることにつながったらいいなと思う」
「木育」という考え方が北海道でスタートしてから約20年。
木に触れることを入り口に将来的に目指すのは、より多くの人に森林資源を活用してもらうことです。
「木育」の取り組みは県内でも徐々に広がりを見せていますが、まだまだ道半ばなのが現状です。
寺床教授
「(森林資源を活用すると)地域の経済も潤うし、森林が豊かになると健康な土地になる。土砂災害の防止、おいしい水ができる。もっと言うと地球温暖化対策にもなる。そこまでいけたらいいと思うが、効果が見えるのはもっと先になると思う。子どもたちが大人になって、30歳を過ぎたあたりから世の中が変わってくれたらいいなと思う」
鹿児島の豊かな森を次の世代へつなぐために。
身近な木との出会いから、森を大切にする心が少しずつ育まれています。
















































































































